第19回平成独楽吟優秀作品

最終更新日 2016年4月5日 印刷

 平成独楽吟部門※1

作 品 都道府県 氏名(敬称略)
橘曙覧賞(最優秀賞) たのしみはピカピカひかるかいだんをそうじおわって上から見るとき 福井県 堂島 彩愛
福井県知事賞 たのしみはふと吹く風に故郷(ふるさと)の海が匂って立ちどまるとき 神奈川県 吉田 誠一※2
福井市長賞 たのしみはばあちゃん囲む一族がおんなじ顔で笑っているとき 兵庫県 松下 弘美
福井県教育委員会賞 たのしみは四限目終わり腹減ってゴリラのように給食食うとき 福井県 片山 流星
福井市教育委員会賞 たのしみはシャボン玉追う君のあと歩調を合わせママでいるとき 東京都 村田 千賀子
福井新聞社賞 たのしみは子を乗せ走る自転車の日一日と重み増すとき 滋賀県 小西 江理子

日本放送協会

福井放送局長賞

たのしみは点滴しつつ眺めやる空に小さく機の見ゆるとき 福井県 吉川 閨子
福井中央郵便局長賞 たのしみは娘息子にふるさとの新米送る宛名書くとき 富山県 岡野 満
熊本市賞 たのしみはゆっくり生きて茄子をたべゆっくり茄子の花をかくとき 鳥取県 中江 三青
歴史のみえるまちづくり
協会理事長賞
たのしみはしなくてもいいわが子らの繕いためてかがるひととき 大阪府 面屋 ちさ
学校賞 静岡県 浜松市立
佐鳴台小学校
学校賞 長崎県 長崎市立
南長崎小学校  
学校賞 埼玉県 川越市立
福原中学校
秀作 たのしみはずっと空いてた助手席に座る彼女を迎えに行くとき 埼玉県 竹尾 規正
秀作 たのしみは鉄橋渡る車窓から足羽河原の桜見るとき 埼玉県 宮崎 順子
秀作 たのしみはバトンを「はいっ」のかけ声でポンッとわたし笑顔になる時 福井県 八十島 千尋
秀作 たのしみは入江の小屋の開かれて海女と昼餉のさざえ焼くとき 千葉県 旭 千代
秀作 たのしみは種ごま打ちし榾木(ほだぎ)から白ききのこのあたま見るとき 福井県 吉田 弘
秀作 たのしみはぐらぐらだった歯がとれていっぱいごはん食べられたとき 福井県 内田 優香
秀作 たのしみは朝のあいさつトントンと背戸のキツツキに起こされるとき 宮城県 畠山 みな子
秀作 たのしみは頭ひねってじいちゃんとうーんと考えしょうぎさすとき 長崎県 金田 光瑠
秀作 たのしみは家族五人が一列にペダルをこいで風になるとき 神奈川県 竹澤 聡
秀作 たのしみはまだ人少なき学校で花だんの花に水をやる時 静岡県 大石 遥翔
秀作 楽しみは眠りて摑む孫の手をそっと外してコーヒを飲む時 福井県 廣﨑 幸雄
秀作 たのしみは母の手さすりにらめっこ笑顔になるをしばし待つとき 福井県 吉川 悦子
秀作 たのしみは先に帰りし子の脱いだハの字に笑うくつのあるとき 愛知県 加藤 裕子
秀作 たのしみは狭い仮設の窓越しに赤子の声が聞こえくるとき 岩手県 伊藤 ヨシ子
秀作 たのしみは音沙汰なしの我が子から「おとん頼む」のメール来たとき 福井県 笹岡 俊男
秀作 たのしみは病の渕から生環す父の小言を耳にするとき 福井県 渡邉 良一
秀作 たのしみは指先ほどの根っこから青ネギ伸びて立つを見るとき 滋賀県 石尾 節子
秀作 たのしみは嫁ぐ娘とキッチンに並んで母の味伝えるとき 神奈川県 吉川 弘子
秀作 たのしみは雪国発の最終便帰省した子の肩を抱くとき 神奈川県 朝山 ひでこ
秀作 たのしみは柿取りおいでと声をかけ老齢の兄弟六人あつまるとき 埼玉県 坂井 千代子

一般短歌部門※1

作 品 都道府県 氏名(敬称略)
橘曙覧賞(最優秀賞) 台風は過ぎて秋晴れコシヒカリをひとかぶひとかぶ手で起こしやる 福井県 北野 よしえ
福井県知事賞 案山子より地味な服着て畑を打つ越前平野祖母のふるさと 石川県 南出 えみ子
福井市長賞 ふたりごの母であるらし初恋の人は若狭の生まれだったよ 神奈川県 合志 龍樹
福井県教育委員会賞 青い海友と飛び込み笑い合う僕を乾かす夏の潮風 福井県 宇佐美 茜
福井市教育委員会賞 大漁の若狭鰈は夕焼けの色になるまで干されていたり 奈良県 水谷 あづさ
福井新聞社賞 一日(ひとひ)終えあすはの橋をそれぞれに人渡り行くひと其れ其れに 福井県 矢納 雅夫

日本放送協会

福井放送局長賞

早春は海より来たる水仙の陸(おか)に向かひて打ちなびくとき 静岡県 山下 奈美
福井中央郵便局長賞 海からの風雪荒ぶる東尋坊に公衆電話ボックスひとつ 熊本県 吉田 尚子
歴史のみえるまちづくり
協会理事長賞
夜の更けて父求め来しずわい蟹茹でたての身の甘くとろけし 福井県 中橋 睦美
秀作 若狭彦若狭の姫の汲みたまふ水のいのちのさやけき朝(あした) 東京都 村上 京子
秀作 夏木立駆けて銀輪走らせる東尋坊はあと十三里 神奈川県 合志 紗里衣
秀作 今立の和紙にも似たり凛と舞ふ巫女は触れなば溶けん淡雪 愛知県 志村 紀昭
秀作 休日も納期迫りて紙を選る腰にくるりと布団を巻きて 福井県 山口 絹子
秀作 網元の母の実家は壊されて潮の匂へる古井残れり 千葉県 河野 成実
秀作 蟹めしを駅弁まつりで二つ買う七年勤めし街が浮かび来 茨城県 小牧 悦二郎
秀作 原発の止まりし町の夕暮れに時を報せる童唄聞く 福井県 磯野 博美
秀作 雪晴れの朝市に来て粒腹子はみ出す赤き越前蟹を買う 石川県 河島 はる子
秀作 新米の炊き上がり先づは塩むすび夜業(よなべ)の母の味よみがへり 福井県 永田 弘子
秀作 水仙が満開ですとたった一行明日は雨でも雪がふっても 福井県 辻川 定男
秀作 海が鳴り風が踊りし越前の遠き盆歌まどろみて聴く 石川県 神馬 せつを
秀作 ふる里を恋ひつつ逝きし夫の墓雪かき分けて山茶花供ふ 福井県 齋藤 幸子
秀作 抑揚のやわらかき訛り心地よく越前和紙を土産に選ぶ 熊本県 志賀 直子
秀作 足羽山のさくらの夜の月明かり木もれ日のごと落花を照らす 福井県 大谷 静子
秀作 神宿る松のごとく荘厳に文明生みし幻の炉や 佐賀県 轟木 亮太
秀作 ふるさとの台所から子を起こす今も昔も母のながたん 福井県 中川 潔
秀作 子が転び二人であやす夕暮れの影はイグアノドンの足あと 静岡県 杉山 聡
秀作 わが祖母は春嶽公を語る時膝を正して遺徳讃えり 神奈川県 岡部 晋一
秀作 水晶浜吾子が見つける貝殻は家をなくしたヤドカリの家 大阪府 船田 麻実
秀作 母らしくなってきた子が夏帽子かぶって福井の砂丘をあるく 鳥取県 中江 三青

※1 入賞・秀作作品についての一切の権利は、主催者である福井市、(公財)歴史のみえるまちづくり協会に帰属します。
※2 吉田誠一の「吉」は「土」の下に「口」です。

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