消費者トラブルQ&A1~9

最終更新日 2018年9月14日 印刷

Q9:褒められたら要注意!

質問

  • 川柳が趣味で、地元の広報誌に載せていました。ある日突然、知らない業者から「素晴らしい作品ですね!ぜひ当社の雑誌に掲載させてほしい」という電話があり、無料と思って承諾しました。数日後、掲載料として20万円の請求書が届きました。あまりに高額だったので解約を申し出ましたが、「印刷しているので解約できない」と言われました。どうしたらよいでしょうか。

回答

  • 電話勧誘による取引は、クーリングオフの対象です。今回はクーリングオフ期間内だったため、クーリングオフ通知を出すように助言しました。このようなケースは、趣味に対する心理を巧みに利用する、高齢者を狙った悪質な手口です。一度契約してしまうと、複数の業者が次々に契約させようとしつこく勧誘してくることもあります。勧誘時の業者の説明をうのみにせず、必要がない場合や相手の説明に納得できない時は、きっぱりと断りましょう。

Q8:ガラスの鍋ぶたの破損にご注意!

質問

  • 強化ガラス製のふたをした鍋で調理していたところ、突然ふたが破裂してガラスの破片が飛び散りました。
    ふたには「破損した場合、破片が細片となって激しく飛散する特性があります」というシールが貼ってありました。間違った使い方はしていないつもりですが、普通の使い方でも破損するものなのですか。

回答

  • 強化ガラスは、表面についた小さな傷がきっかけとなって、突然一瞬にして細かく破損する性質を持っています。また、急激な温度変化や部分的に過熱を受けた場合、ガラス内部の異物により破損することもあります。使用する時は次のことに気をつけましょう。
  • ・取扱説明書をよく読む
  • ・衝撃を与えたり傷が付いたりするような使い方や、急過熱・急冷は避ける 
  • ・欠けや傷があるものは使わない
  • ・鍋の大きさにあったガラスぶたを使用し、ずらして使うなどの直接ガラスぶたが熱せられるような使い方をしない
  • ・洗う際に、クレンザーや金属たわしは使用しない

Q7:インターネット回線の解約料にご注意を!

質問

  • 「今のネット回線をあと2年間使い続けてくれるなら、料金が安くなるプランがある」と通信会社から電話がありました。安くなるなら、と気軽に申し込みましたが、半年後に仕事の都合で転居し、解約することになりました。2万円の解約料を請求されています。高額ですが、払わなければいけませんか。

回答

  • 契約時に解約料の説明があれば、原則として支払う義務があります。金額については、消費者契約法により、特約があっても「平均的損害」を超える高額な違約金(解約料)は無効とされています。
    しかし、高額かどうかの判断は非常に難しいのが現状です。例えば、携帯電話サービスの契約料についても、裁判所の判断は割れています。最近、福井でもブロードバンド(光回線やケーブル回線、ワイマックスなど)が多様化し、競争が激化しているようです。申込時には、メリットだけでなく、解約料などのデメリットについても説明を詳しく聞き、賢く判断しましょう。

Q6:劇場型投資詐欺にご用心

 質問

  • A社という会社から「B社の社債を持っていないか」と電話がかかってきました。投資には興味がなく社債も持っていないと伝えると、「もしパンフレットが届いたら電話をしてほしい」と言われました。数日後、B社のパンフレットが届いたので、A社に電話すると「B社の社長は福井県出身で、福井県の限られた人しか社債を購入できない。喉から手が出るほど欲しい。3倍の価格で買い取るので、1口50万円の社債を買ってほしい」と言われました。そんなうまい話はあるのでしょうか。

回答

  • そんなうまい話はありません。これは複数の人間が多様な役割(A社、B社)を演じて作り話を信じ込ませ、価値のないものを巧みに売りつけて、出資金を詐取する「劇場型投資詐欺」です。社債を購入したとたんにB社とは連絡がつかなくなります。もし、このような電話があったら、消費者センターや警察に相談してください。

Q5:押し売りで高いりんごを買わされた!

質問

  • 東北から来たという販売業者が自宅に来て、りんごの味見を勧めるので、一切れ味見をしました。購入を勧められましたが断ったところ、態度が急変し、「試食しておいて買わないとはどういうことだ」と脅され、1箱8,000円で購入せざるを得ませんでした。りんごは半分以上が傷んでいたうえ、試食したものとは違いおいしくありませんでした。領収書も受け取っておらず、販売店名など連絡先も分かりません。

回答

  • 果物でも訪問販売で購入した場合は、クーリングオフが可能です。しかし、今回の相談のように「試食品だけがおいしい」、「値段をはっきり言わない」、「販売業者の連絡先がわからない」ということが多く、被害の回復は難しいのが現状です。
    ドアを開けたり試食したりすると断りにくくなるものです。必要がなければ、ドアを開ける前にきっぱりと断り、販売業者の名前や連絡先が不明な場合は、安易に契約しないようにしましょう。

Q4:マンション退去時に高額請求

質問

  • 2年間住んだマンションから退去した際、大家から原状回復費用として23万円(室内のクリーニング代や壁クロスの張り替え代など)の請求がありました。敷金の13万円では足りず、さらに10万円を請求されましたが、あまりにも高額で納得できません。

回答

  • 国土交通省が出している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、原状回復とは入居時の状態に完全に戻すことではなく、借主の故意・過失などによる汚損や毀損を復旧させることで、その費用は借主負担です。一方、経年劣化や通常損耗(畳やクロスの日焼け、画鋲の穴など)の修繕費用は、家賃に含まれるものとされています。
    この原状回復ガイドラインを基に、大家とよく話し合いましょう。トラブル防止のためには、原状回復などについて契約書に書かれている内容をよく確認し、入・退去時の物件の状況を写真に撮っておくとよいでしょう。

Q3:中高年が被害に!悪質な有料メール交換サイト

質問

  • 突然、「金銭支援します」、「芸能人です」といったメールが携帯電話に届くようになり、出会い系サイトで「病気でつらい。お礼をするので悩みを聞いて」という市内の女性とメールを交換することになりました。何度もメールをやり取りして悩みを聞いていますが、お礼はまだ受け取っていません。サイトには既に利用料金として30万円も支払っています。だまされたのでしょうか。(60歳女性)

回答

  • 出会い系サイトのサクラ(会員のふりをしているサイトの社員など)にだまされていると考えられます。最近、40~60歳代の中高年層の被害が増えています。「お金をあげる」などのメールには気をつけて下さい。
    この件は、消費者センターがカード決済代行業者と交渉を行い、クレジット払いの一部は返金されましたが、サイトは最後までサクラの存在を認めませんでした。
    また、迷惑メールは法律で禁止されていますが、止めることは困難です。携帯電話の販売店などで、メール設定の相談をすることをお勧めします。

Q2:長時間の勧誘で高額教材を購入!

質問

  • 「無料の学力テストをしないか」と電話があり、子どもの成績が気になっていたため訪問を了承しました。テストを受けた結果、学力が低いと言われ、教材の購入を執拗に勧められました。契約する気はなかったのですが、深夜23時になっても帰ってもらえず、仕方なく高額な契約をしてしまいました。大量の教材を見て、子どもはやる気をなくし、まったく使用していません。解約できないでしょうか。

回答

  • 訪問販売などで、冷静に判断できないまま契約してしまった消費者を保護する「クーリングオフ制度」があります。これは、消費者に考え直す期間を与え、契約から一定の期間内であれば、業者との間で締結した契約を消費者が一方的に解除できるという制度です。
    今回の契約は、クーリングオフ制度の対象です。書面で解約通知を送り、教材を返品することができます。
    また、深夜まで勧誘を続けた業者にも問題があり、消費者契約法の不退去による契約の取消もできます。

Q1:海外宝くじ

質問

  • 突然、「現金特賞賞金100万ドル当選!」という封書がオーストラリアから届きました。応募した覚えはないのですが、受け取るには、2,000円の手数料がかかると記載されていて、クレジットカードの情報や暗証番号を教えなければいけません。記入して返信してもよいものでしょうか。

回答

  • まず、申し込んでいないのにくじに当たることは絶対にありません。クレジット番号を教えると、何度も引き落とされるトラブルに巻き込まれる恐れがあります。安易に個人情報を知られるのは大変危険です。
    また、海外宝くじを国内で販売したり、授受したりすることは、刑法に抵触する可能性があります。絶対に申し込まないようにしましょう。

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