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最終更新日:2012年2月13日

給食でふるさと味の旅


2月7日の「ふるさとの日」にちなみ、北部学校給食センターでは、日本各地の郷土料理や地場産物を給食に取り入れました。福井県のほかには、青森県、奈良県、熊本県で食べられている学校給食の献立が登場しました。

福井県の献立

福井県からは、来年誕生から100年を迎える「ソースカツ丼」と県内の伝承料理に伝統菓子を取り入れました。

ソースカツ丼

ソースカツ丼の写真ソースカツ丼
かぶの千枚漬け
ほうれん草スープ
キウイ
(2月15日幼稚園および小学校、2月9日中学校)
給食では自分でごはんにカツをのせて食べました。

ソースカツ丼

福井の名物料理「ソースカツ丼」は大正2年(1913年)に誕生したとされます。全国で一般的な「卵とじカツ丼」よりも歴史が古いともいわれています。
「ソースカツ丼」のレシピはこちら

金時豆いり五目ずしとごまころ

金時豆入り五目ずしの献立の写真金時豆入り五目ずし
ごまころ
カレイの唐揚げ(福井県産のカレイを使用しました)
のっぺい汁
「けんけら」または「羽二重餅」
(2月14日幼稚園及び小学校、2月13日中学校)

金時豆入り五目ずし

丹南地方の郷土料理で、田植えの休憩のおやつに食べたり、お祭りなど行事のあるときに食べられているそうです。

ごまころ

味をつけて煮た里芋に、よくすった黒ごまをまぶした料理です。給食用にアレンジしています。
「ごまころ」のレシピはこちら 

青森県の献立

青森県からは「B-1グランプリ」で上位入賞常連の汁物が登場しました。せんべい汁に入っている「ごぼう」、とろろの原料である「ながいも」、「りんご」は青森県が生産量日本一です。

せんべい汁

せんべい汁の献立の写真ごはん
焼きさんま
小松菜の辛し和え
せんべい汁
味付きとろろ(青森産)
りんご
(2月10日幼稚園および小学校、2月8日中学校)

せんべい汁とは?

せんべい汁は青森県八戸の郷土料理です。八戸市周辺の青森県南部と岩手県北部の南部地方で食べられています。肉や魚、野菜などがたっぷり入った汁の中に南部せんべいが入っています。この汁に入れる「かやきせんべい」はせんべい汁専用でとても硬くて、汁に入れても溶けにくく、煮るともちっとした食感になります。

せんべい汁を作っています

かやきせんべいの写真鍋に入れているところの写真 鍋で煮ているところの写真
写真左から
1.煮る前の「かやきせんべい」です。4つに割って入れます。
2.野菜や肉など、ほかの具が煮えたら、せんべいを入れます。
3.かき混ぜながら10分ほど煮ます。硬いせんべいがもちもちになります。

奈良県の献立

古くから日本の中心地であった奈良県は日本における発祥地となっているものがいくつもあります。今回はその中から、蜂蜜とそうめんを取り入れました。

ごんざとにゅうめん

ごんざとにゅうめんの献立の写真ごはん
鯖の香味揚げ
ごんざ
にゅうめん
はちみつ大豆(奈良県産はちみつを使用)

(2月8日幼稚園および小学校、2月10日中学校) 

ごんざ

ごんざは奈良県葛城地方の郷土料理で、里芋や大根、人参などの根菜と昆布を煮含めた煮物です。秋の氏神様のお祭りのときに食べられている料理です。

にゅうめん

にゅうめんは「煮麺」がなまったもので、ゆであげたそうめんに温かいつゆをかけたり、つゆで煮込んだりして食べます。そうめんは奈良県の特産品で、桜井市を中心とした三輪地方は「そうめん発祥の地」といわれています。
給食ではそうめんの「ふし」と呼ばれる部分を使いました。そうめんは2本の棒にかけて細く伸ばしていきますが、この棒にかかっていた部分を「ふし」といいます。そうめんよりもこしが強いのが特徴です。

熊本県の献立

福井ともつながりの深い熊本県からはちょっと変わった名前の料理が登場しました。また、いちごは熊本県が生産量日本第3位です。

タイピーエンといきなり団子

タイピーエンといきなり団子の献立の写真米粉うずまきパン
タイピーエン
れんこんサラダ
いきなり団子
いちご

(2月13日幼稚園および小学校、2月14日中学校)

タイピーエン

中国福建省福州市の郷土料理「太平燕」が日本に伝えられ、熊本で誕生した具沢山の中華料理です。揚げた卵をツバメの巣に、春雨をフカヒレに見立てて作られています。熊本県では学校給食メニューの定番だそうです。

いきなり団子

小麦粉を練った皮にさつま芋を包み、蒸して作ります。熊本の方言では「いきなりだご」と言われています。名前の由来はいろいろありますが、「いきなり」は熊本の古い方言で「簡単」という意味があり、「簡単に短時間で作れる団子」という意味と、生の芋を調理する「生き成り」(いきなり)という語句の意味が重なっていると言われています。地元の家庭で伝統的に作られていたお菓子で、元々は芋を生地で包んで蒸しただけのものでしたが、現在では小豆あんも入っているものが主流だそうです。
今回は熊本の学校給食で食べられているものを取り寄せました。

お問い合わせ先

教育委員会事務局 北部学校給食センター
電話番号 0776-53-0075ファクス番号 0776-53-0079
〒910-0837 福井市高柳1丁目1801番地 【GoogleMap】
業務時間 平日8:10~16:55

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