ホーム 仕事・産業農林水産業有害鳥獣対策ツキノワグマについての注意事項

最終更新日:2024年1月31日

ツキノワグマについての注意事項


メニュー

クマの生態について

食性

  • 植物食傾向の強い雑食性で、春は山菜やタケノコ、秋はカキやクリなどの果実を主に摂食する。
  • ハチミツを求めて家屋の外壁や墓石を破壊した事例もある。

特性

  • 明け方と夕方に活動が活発になる。
  • 時速40km以上で走ることができ、1日に50km歩くこともある。
  • 木登りが得意
  • 12月頃から4月頃にかけて冬眠する。この時、クマは仮死状態になるわけではなく、穴の中でじっとしている。
  • 春や秋の冬眠前後は特にエサを求めて活発に活動する。
  • 夏期に繁殖行動を行い、冬眠期間中に穴の中で2匹ほど出産する。
  • ガソリンなどの強いにおいに誘引されることもある。

kinoborikuma kumaashiato

 ▲木に登るクマ               ▲クマの足跡

春のクマ対策

春はクマが冬眠から覚め、えさを求めて活動します。福井市内の山はクマの生息地ですので、どこの山林でもクマに出遭う可能性があります。
特に次のことにご注意ください。

  • 行き馴れた身近な里山でも、クマとの遭遇に注意を払う。
  • 大きな音を出して移動し、クマに自分の存在を知らせる。
  • 悪天候の日は、クマも人に気付きにくくなるため、特に注意。
  • 山菜はクマも好物。山菜が多いところはクマもよく来る。山菜採りの際は十分注意し、足跡や糞を見つけたら引き返す。
  • 山の周辺ではクマの出没情報を確認するなど日頃から注意し、藪や林などの薄暗い場所には近づかないようにする。
  • 子グマを見た場合は、近くに必ず母親グマがいるため、刺激しないよう静かにその場を立ち去る。

秋のクマ対策

実りの秋は、クマが冬眠前のエサを求めて活発に活動する季節です。
9月からはブナやクルミ、クリ、ミズナラの林、10月からはヤマブドウ、カキの実がなっているところに多く出没します。
特に次のことにご注意ください。 

クマと遭遇しないために

  • 出没情報があったところやクマの餌になる実(カキやクリ、ギンナンなど)がなっているところには近寄らない。
  • 足跡や糞を見つけたら、その場から立ち去る。
  • 山林や藪など見通しの悪い場所には近寄らない。
  • 早朝、夕方、夜間や視界の悪い時は、外出を避ける。
  • 鈴、拍手、大声、ラジオなど大きな音を出し、自分の存在を知らせる。
  • 車庫や小屋は戸を閉め、鍵をかける。(自動ドアは手動に切り替える)

※人の気配を察知すると、手軽に逃げ込める建物に隠れることがある。
※ガソリンなどの強いにおいや漬物に誘引されることがある。

クマを誘引しないために

  • 収穫後の農作物、家庭の生ゴミは野外に放置しない。
  • 庭先の収穫しないカキやクリなどは放置しないで早めに取り除く。
  • 管理できない実のなる木は伐採する。
  • 家の周囲でハチの巣を見つけたらなるべく早く取り除く。
  • クマの隠れる場所をなくす。(集落周辺の藪や草を刈り払う。集落周辺の木を切り緩衝帯を作る)

秋のクマへの注意情報(動画)

もしクマに出会ったら

クマとの距離が100m以上ある場合

距離がある場合は、まずは落ち着いて観察しましょう。通りすがりのクマであれば、音を出すと驚いて逃げていきます。しかし、子グマがいたり、エサを食べていたりする時に驚かすと襲ってくるので、そっとその場から離れましょう。

クマとの距離が10~100mの場合

まずは落ち着き、ゆっくり後ずさりしましょう。音を出したり、走ったりするとクマがパニックを起こし、襲って来るおそれがあります。

クマとの距離が至近距離の場合

逃げることは困難であるため、クマスプレーがあれば使用し、無い場合はその場に伏せて手やカバンで急所(首)を守り、クマが通り過ぎるのを待ちましょう。

クマを目撃した場合やクマの痕跡を見つけた場合

安全を確保した後、市有害鳥獣対策室(20-5701)、市代表(20-5111)もしくは最寄の警察署にご連絡ください。

クマの出没情報について

福井県では、「福井クマ情報」にて過去のツキノワグマの出没情報を公開しています。メールマガジンに登録すると、クマ出没時には情報を受け取ることが出来ます。
詳しくは、次のページをご覧ください。

福井クマ情報(ツキノワグマ出没情報収集配信システム)(新しいウインドウが開きます)

福井クマ情報ロゴ

また、環境省からクマの生態に関するパンフレットが公開されています。併せてご活用ください。

www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/kids/index.html(新しいウインドウが開きます)

お問い合わせ先

農林水産部 有害鳥獣対策室
電話番号 0776-20-5701ファクス番号 0776-20-5752
〒910-8511 福井市大手3丁目10-1 市役所本館5階 【GoogleMap】
業務時間 平日8:30~17:15

メールでのお問い合わせはこちら

ページ番号:021193