救急搬送データからみる高齢者の事故
高齢者事故等(病気・交通事故を除く)の約7割が転倒によるもの!
令和4年中における65歳以上の高齢者の事故分類は、「転倒」事故が全体の約7割を占め、次いで「転落」事故が多く発生しています。
日常生活の中での「転倒」や「転落」による事故が多く発生しており、この2つの事故だけで令和4年中の1年間に984人の高齢者が医療機関に救急搬送されています。
転倒事故を防ぐために
● 立ち上がるときは近くのものにしっかりとつかまりましょう。
● 着替えるときには、無理して片足立ちせずに腰かけましょう。
● 乗り物に乗り降りする際は、足元の段差に気を付けましょう。
● エスカレーターに乗るときは、しっかりと手すりをつかみましょう。
転落事故を防ぐために
● 階段がある家庭では、階段には握りやすく滑りにくい手すりを設置しましょう。
● 滑り止めマットを敷くなど、事故防止対策をとりましょう。
ものがつまる・誤って飲み込む事故を防ぐために
加齢と共にかむ力や飲み込む力は衰え、食品による窒息事故のリスクは高まります.
高齢者の方本人だけでなく、家族の方など周りの方も一緒に注意し、事故を防止することが大切です。
● 小さく切って、良く噛みましょう。
● お茶など水分を取りながら食事しましょう。
※他にも入浴中による事故も毎年発生してます (おぼれる事故を防ぐために )
お風呂の最中、頭が「くらくら」すると感じたことはありませんか?
入浴中に意識を失い、そのまま浴槽内で命の危険に繋がる不慮の事故が毎年あります。
入浴中の事故は、持病や前兆がない場合でも起こるおそれがあります。「自分にも起きるかもしれない」という予防意識をもちましょう。
● 長湯、高温浴は避けましょう。
● 飲酒後の入浴はやめましょう。
● 入浴時には家族に知らせ、家族はこまめに声をかけましょう。



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