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最終更新日:2023年3月14日

リノベーションまちづくりの推進


市では、「リノベーションまちづくり」を推進するため、まちなかにおけるリノベーションの動きを促進するとともに、まちなかの出店・開業・創業を支援します。

リノベーションまちづくりについて

リノベーションとは

リフォームのように元の状態に戻すのではなく、老朽化した遊休不動産を取り壊すことなく、「新しい使い方」による空間活用で価値を生む行為です。遊休不動産を「価値のあるもの」「可能性のあるもの」と捉え、うまく利用して手を加えていくことで新しい事業が展開できます。

リノベーションまちづくり手法 

リノベーションまちづくりとは、遊休不動産をリノベーションの手法を用いて再生することで、そのまちの地域課題を解決し「 産業振興」「雇用創出」「コミュニティ再生」「エリア価値の向上」 を図る取組です。つまり、まちの中の使われていない建物や空き地の新しい使い方をみんなで考えて、みんなで楽しく使って、まちを元気にする、民間主導による公民連携のまちづくり手法です。

個々のリノベーション事業の特徴としては、

(1)初期投資が小さい

(2) スピード感がある

(3)事業性・収益性が高い

が挙げられます。

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リノベーションによるまちづくりを推進していくことで、このような自立した小さい産業が増え、結果的に人が集まり、まちの経済的な発展に繋がります。

※市政広報(平成29年6月10日号)にて「リノベーションまちづくり」について特集ページにて掲載しております。ぜひこちらもご覧ください。

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これまでの取組

リノベーションスクールについて

遊休不動産の有効活用によるまち再生の推進と、その担い手を育成することを目的に、リノベーションスクールを開催しています。スクールでは、リノベーションまちづくりのノウハウを実践的な3日間のカリキュラムで学び、最終日には公開の場で物件オーナーに向けてプレゼンテーションを行います。スクール後も、策定した計画の事業化を目指します。このスクールから生まれた事業計画が福井市でも事業化されています。
リノベーションスクールFUKUIについて

リノベーションスクール開催の経緯

平成27年6月 第1回リノベーションスクール@福井開催

平成28年3月 「クマゴローカフェ」オープン(第1回リノベーションスクール案件事業化)

平成28年9月 第2回リノベーションスクール@福井開催

平成29年5月 「182MORT」オープン(第2回リノベーションスクール案件事業化)

平成29年9月 第3回リノベーションスクール@福井開催

DiscoveRe-FUKUI開催

3年におよぶリノベーションスクール@福井を経てリノベーションを通したまちづくりに関心が高まる福井で、再開発とリノベーションが共存し補完し合うことで、他市にない福井独自の個性と魅力を生み出していくことを目的に あらたな実践型リノベーションまちづくり講座をはじめました。

DiscoveRe-FUKUI2018プロジェクト

DiscoveRe-FUKUI2019プロジェクト

令和2年(2020年)からは、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、講座形式の活動ではなく、ビジョンの可視化や新たなプレイヤーの発掘・育成に取り組みました。

福井リノベーションブック

福井におけるリノベーションの取組の最新情報を掲載した『FUKUI RENOVATION BOOK』を株式会社ヒュージとまちづくり福井株式会社が発刊しました。リノベーションに取り組むプレイヤーに焦点を当て、具体的な実践例等を紹介しています。まちの変化の兆しをとらえ、行政や地域と連携することの重要さをうたい、多くの不動産オーナーの協力を得るきっかけや、若い人たちの自分たちに快適なまちづくり・プレイヤーづくりのきっかけになるよう作成されています。また、そこに生まれた経済効果や再発見されたまちの魅力、地域との関係、行政との関係、エリアへの波及、著名人のインタビューも掲載し、読み応えのある内容となっています。

リノベーション未来ノートVol.1

福井工業大学デザイン学科(川島教授、三寺教授)及び、リアルローカル福井の佐藤編集者と共に作り上げました。この本には、リノベーションまちづくりに関わる多くの方へのインタビューや、DiscoveRe-FUKUIが目指す5か年ビジョン、受講生が提案した事業計画などが掲載されています。ディスカバリー福井に関わって下さった講師陣を含め、本当に多くの方の熱い熱い想いが詰まった1冊となっています。この本を手に取り、 リノベーションまちづくりに興味を持ってくださる方が増えていくことを願っています。

・リノベーション未来ノートVol.1
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リノベーション未来ノートVol.2

DiscoveRe-FUKUI 2019は、公共空間の利活用をテーマに、リノベーションまちづくりの提案に取り組みました。まちの公共空間には可能性が満ちています。この本には、講座の様子や受講生が練り上げた事業計画、講師陣からの熱いメッセージ等が掲載されています。この本を通じて、福井のリノベーションまちづくりに興味を持っていただき、活動に参画してくださる方がもっともっと増えていくことを願っています。

・リノベーション未来ノートVol.2
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リノベーション未来ノートVol.3

DiscoveRe-FUKUI 2020は、新型コロナウイルスの影響により、予定していた講座形式の活動ではなく、まちづくりに知見のある都市人材の方々を交えたワークショップを行い、リノベーションと再開発が共存し補完し合うまちのビジョン(2030年の福井の将来像)の視覚化に取り組みました。

福井市中心市街地を4つのエリアに分け、大小のアイディアを織り交ぜ、叶えたいまちの姿(2030年の福井)を創造(想像)して、エリアビジョンMAPを描いています。単に建物を更新するのではなく、そこに住む人・働く人・遊ぶ人それぞれの新しいライフスタイルも併せて描いています。

・リノベーション未来ノートvol.3

リノベーション未来ノートVol.4

DiscoveRe-FUKUI 2021は、コロナ禍で地方に魅力を感じ、地方での活動に興味を持つ都市人材と、福井で活動する都市人材との交流により、まちなかの課題解決とエリアの魅力向上につなげるため、地方都市「福井」を再発見し、更新していくようなローカル・アーバニストを探す試みとして「丸の内プラチナ大学」と連携して「FUKUI逆参勤交代ナイト@丸の内」を開催しました。

・リノベーション未来ノートvol.4

リノベーション未来ノートVol.5

DiscoveRe-FUKUI 2022は、地域資源を活かしてリノベーションを地域全体に広げていくエリア・リノベーションの活性化や、新たな福井の未来の担い手を求め、2021に引き続き「丸の内プラチナ大学」と協働で、「トライアル逆参勤交代」に取り組みました。
東京のビジネスパーソンに実際に福井に来ていただき、福井駅前をフィールドとした現地視察やまちなかで活動しているキーマンたちと交流を深め、リアルな福井で感じた課題の解決に向けた提案をいただきました。

・リノベーション未来ノートvol.5

 

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