水仙畑の獣害対策を行いました!(越前水仙Rebornプロジェクト)
獣害対策の概要
「越前水仙Rebornプロジェクト」の第5弾として、試験圃場を守るために水仙畑の獣害対策を実施しました!
獣害対策の目的
越前海岸の水仙畑では、数年前から有害獣による被害が急増しており、大きな問題となっています。被害として、イノシシによる球根の掘り起こし、シカによる葉や花、球根の食害があります。特に山側の被害は酷く、水仙がなくなってしまった水仙畑も多くあります。獣害が広がると栽培意欲の低下、水仙の出荷量の減少につながり、水仙の産地として維持が困難となります。
産地では、水仙畑への侵入を防ぐ獣害防止柵(ワイヤーメッシュ柵等)の設置や罠での捕獲による個体数の減少などが行われています。
本事業では、栽培試験を正確に実施するため、下記の対策を実施しました。
(1)ワイヤーメッシュ柵の設置
(2)シカ忌避シートの設置
イノシシによる被害 シカによる被害
ワイヤーメッシュ柵の設置
設置する柵の高さは、イノシシを防ぐには1m50センチメートル以上、シカを防ぐには2m以上必要と言われています。


ワイヤーメッシュ柵 設置後
忌避シートの設置
獣害対策の一つとして、有害獣の嫌がる臭いや色で寄せ付けなくする忌避剤があります。柵の設置と比べて初期費用が抑えられるほか、使用方法も簡単といった面がある一方、使用期限があることや忌避剤に慣れると侵入してしまうことがあります。
本事業ではシカ対策用の忌避シートを設置して、越廼地区の水仙畑で有効かどうか検証します。
令和4年10月13日に忌避シートを設置しました。風が強く吹く水仙畑のため、飛ばないよう念入りに設置をしました。
忌避シート 設置後
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