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最終更新日:2021年6月14日

令和3年8月23日(月曜日)開催 市長記者会見について


8月23日月曜日に開催した記者会見の様子をお伝えします。

8月23日(月曜日) 市長記者会見

開催日時・場所

日時 8月23日(月曜日) 午後2時から
場所 庁議室

案件

・9月補正予算案の概要について ほか

動画

出席者

市長、副市長、総務部長、
財政課長、スポーツ課長、
新幹線プロモーション課長、
地域交通課長、生涯学習課長、
ワクチン接種推進課長、
商工振興課長、文化振興課長
一乗谷朝倉氏遺跡事務所長、

会見資料

発表内容

【広報課長】
 定刻となりましたので、これより市長記者会見を行いたいと思います。
それでは市長、お願いいたします。

【市長】
このところ、毎週のように、台風や前線の停滞を原因とする記録的な大雨が全国を襲っております。本市におきましては、先月の大雨で人的な被害は幸いにしてありませんでしたが、西部地域を中心に土砂が田畑や敷地内に流れ込むなど、大きな被害が発生しました。被災されました方々には、心よりお見舞い申し上げます。
私も、現地に赴き、その現状を確認するとともに、復旧に向け、国・県などとも協議をしながら、しっかりと取り組んでまいります。

さて本日は、9月定例会に提出を予定しております 9月補正予算案の概要につきまして、ご説明させていただきます。今回の補正予算案は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の強化や、安全安心な市民生活の確保及び地域経済への支援をはじめ、国・県の補助金に伴う事業、各種施策を推進するために予算措置が必要になった事業などについて計上するものです。
補正予算案の規模は、「9月補正予算案の概要」の1ページに記載のとおり、
一般会計で、   13億7,959万5千円
競輪特別会計で、1億9,780万3千円
を追加いたします。

 この結果、補正後の予算総額は、
一般会計で、1,198億7,251万8千円
特別会計で、  749億4,680万3千円
全会計では、2,248億4,132万1千円
となります。

 引き続き、補正予算案の詳細につきまして、財政部長から説明いたします。

 【財政部長】
それでは、お手元の資料「9月補正予算案の概要」により、ご説明を申し上げます。
まず、1ページにつきましては、ただいま市長が申し上げました、会計別の総括表でございます。
2ページをお開きください。
これは、一般会計の財源について表したものでございます。
国庫支出金で、6億5,109万2千円
県支出金で、   1,496万5千円
繰越金で、  7億1,043万8千円
市債で、       310万円
をそれぞれ追加いたします。

3ページをご覧ください。
これは、一般会計の歳出を款別に表しております。
総務費で、   6億8,837万6千円
民生費で、   1億2,584万1千円
衛生費で、 1億3,507万9千円
農林水産業費で、2,349万6千円
商工費で、   3億3,350万7千円
土木費で、     5,520万円
教育費で、     1,359万6千円
災害復旧費で、     450万円
をそれぞれ追加いたします。

4ページをお開きください。
今回計上しました事業の一覧でございます。

6ページをお開きください。
第一に、「新型コロナウイルス感染症対応に関する事業」のうち「感染拡大防止の強化」として、拡充1番、新型コロナウイルスワクチン接種事業、1億2,823万3千円です。時間外・休日における接種費用の国の加算措置について、ワクチン接種を早期に完了するため、7月末までとされていた措置が当面の間継続されたことに伴い、必要となる経費を補正します。
2番、休日急患センター新型コロナウイルス感染症対策事業、684万6千円です。インフルエンザ流行期において発熱患者への診療体制に万全を期すため、感染症対策に必要な環境整備を行います。

7ページをご覧ください。
次に、「安全・安心な市民生活の確保」に係る事業です。
3番、路線バス安定運行緊急支援事業、5,000万円です。路線バスが、安定的な運行を継続できるよう経営支援を行います。
新規4番、越美北線利用拡大キャンペーン事業、420万円につきましては、越美北線について、各種利用促進事業を行うものです。
5番、避難所感染症対策備蓄品整備事業、628万1千円です。感染症対策を適切に講じた避難所運営を行うため、必要な物資を指定避難所に配備いたします。

8ページをお開きください。
6番 生活困窮者自立支援事業、1,767万1千円につきましては、住居確保給付金の再申請が可能となり、給付件数の大幅な増加が見込まれるため、事業費を増額します。
新規7番、福祉避難所感染症対策事業、498万7千円です。社会福祉施設等での福祉避難所開設時の感染症対策として、簡易パーテーション等の物品を市で備蓄するほか、一部を施設に配備します。
新規8番、成人式感染症対策事業、140万円につきましては、成人式において、感染症対策に万全を期すため、式場等に必要な環境整備を行うものです。

9ページをご覧ください。
続きまして、「地域経済への支援」に係る事業です。
新規9番、ふくい元気「買い福(回復)」キャンペーン事業、3億2,547万2千円です。苦境に立つ小売・サービス業を応援するとともに、落ち込んでいる地域経済を下支えするため、市内小規模店等で使用できるデジタルクーポンを発行します。
新規10番、未来の農業を支える新規就農者応援事業、2,229万6千円につきましては、園芸センターにトレーニングハウスを整備するなど、地方移住による新規就農者のための受け皿を作り、未来の農業を支える人材を確保・育成するものです。

10ページをお開きください。
「新しい生活様式への対応」に係る事業としまして、
新規11番、田原町ミューズ動画配信環境整備事業、100万円です。田原町ミューズが、コロナ禍においても情報発信の拠点として活用されるよう、動画配信環境を整備します。
拡充12番、AIチャットボット拡充事業、847万円につきましては、問合せ自動応答サービス「AIチャットボット」の内容を拡充し、市民サービスの向上や窓口の効率化等に取り組むものです。
13番、福井でかなえる快適ライフ応援事業 、2,090万円です。「福井市UIターン移住就職等支援金」の申請数の増加が見込まれるため、交付に要する事業費を増額します。

11ページをご覧ください。
新規14番、フェニックス・プラザWeb会議環境整備事業、872万5千円です。フェニックス・プラザ全館でWeb会議やオンラインセミナーなどが行えるようインターネット利用環境を整備します。
新規15番、サテライトオフィス開設支援事業、803万5千円につきましては、サテライトオフィス開設に係る事業者の取組を支援し、地方分散型勤務を進める企業のオフィス立地を推進するものです。
16番、林業水産業U・Iターン促進事業 30万円です。U・Iターン者の林業水産業への就業の定着を図るため、住居費等の初期費用について奨励金を給付します。

12ページをお開きください。
第二に、「国・県の補助金等に伴う事業」でございます。
17番、地域介護福祉空間整備等補助金、1億318万3千円です。非常用自家発電設備の設置など介護施設等における防災改修事業等に対し支援を行います。
新規18番、ツキノワグマ誘引樹木伐採事業、90万円につきましては、クマの人身被害を防止するため、エサとなる樹木の伐採経費の一部を支援するものです。

13ページをご覧ください。
第三に、「各種施策を推進するための取組」です。
「新幹線開業関連」に係る事業としまして、
新規19番、北陸新幹線福井開業2年前「福いいネ!」イベント事業 700万円です。北陸新幹線福井開業に向けて機運醸成を図るため、近隣自治体と連携した市民参加型の開業PRイベントを実施するものです。
20番、一乗谷朝倉氏遺跡環境整備事業、1,219万6千円です。旅行者の受入環境の向上のため、遺跡内にある案内板等の多言語化やトイレの洋式化などの整備を行います。

 14ページをお開きください。
続きまして「災害復旧」事業として
21番、林道施設災害復旧事業、450万円です。本年5月の大雨により被災した林道を復旧します。

次に「その他」の事業としまして、
22番、財政調整基金積立金、6億3,700万円です。令和元年度までの決算剰余金の一部を、地方財政法に基づき財政調整基金に積み立てるものです。
新規23番、大阪・関西万博協賛競輪に係る協賛金、1億340万6千円です。大阪・関西万博協賛競輪の収益の一部を「公益社団法人2025年日本国際博覧会協会」に協賛金として支出します。
24番、公営競技納付金、9,439万7千円につきましては、地方財政法に基づき、地方公共団体金融機構に公営競技納付金を納付するものです。

15ページをご覧ください。
第四に、「債務負担行為の設定」としまして、新規25番、学校給食調理業務委託事業(社北小学校) に係る債務負担行為の設定 6,000万円でございます。社北小学校の給食調理業務を民間委託し、民間事業者の安全・衛生面のノウハウを活用するとともに、効率的な学校給食運営を行うため、令和4年度から6年度までの債務負担行為を設定します。

以上、令和3年度9月補正予算案の概要につきましてご説明させていただきました。

 < 質 疑 応 答  >
【広報課長】
それでは9月補正予算案の概要につきまして質疑応答を行います。ご質問の際にはマイクをお渡ししますので、社名、名前の後にご質問をお願いいたします。

【日本経済新聞】
日経新聞の鈴木です。地域経済への支援について、目玉となるのはふくい元気「買い福(回復)」キャンペーンだと思いますが、色々な経済支援策がある中で、なぜこういう形をとるのか、また、その規模と時期についての狙いなどお聞かせください。

【市長】
何をするといいかというのは、なかなか難しいところがあります。従来やってきたものもある中で、プレミアム率をある程度持たせた形で消費を高めるような制度が何か出来ないかということで、今回これを出させていただきました。

【日本経済新聞】
過去にはチケットを配布したり、直接給付したりということもあったと思いますが、なぜデジタルクーポンという形なのでしょうか。

【財政部長】
今非常にコロナが広がっている状況ですので、現金の収受を控えている面があります。そのため、デジタルクーポンを活用して、出来るだけ接触を減らしながら、なおかつ、地域経済を拡大したいということで、今回ふく割を活用した形でやらせていただきます。特に、街中の店や飲食・サービス業の店が厳しい状況にあるため、それらに対する支援を厚くしていきたいと考えています。

【日本経済新聞】
販売開始が10月頃となっているのは、コロナの状況が落ち着いてからということだと思うのですが、具体的にどのくらいまで抑えられたら、この事業を始めていくのでしょうか。

【市長】
まずは、今の福井県緊急事態宣言を2ランクほど下げたレベルになる必要があると思っています。ただ、県のふく割などの状況とも関連するため、その辺りも睨みながらやっていきたいと思っています。

【日本経済新聞】
サテライトオフィス開設支援事業について、開設場所が順化1丁目となっているが、具体的に決まっていることがあれば教えてください。

【市長】
順化1丁目にある建物を再整備して、サテライトオフィスとして使用していくことを考えています。

【日本経済新聞】
既に民間が整備しているところに、市として補助を行うということなのでしょうか。

【財政部長】
空きビルを民間の方が買って整備することに対して支援するという形です。

【日本経済新聞】
既にある程度そこに補助を出すということを決めていて、予算を付けたということでしょうか。

【財政部長】
そうです。

【日本経済新聞】
どこの場所で、どういう形でという具体的なことは、もう少し進展してから発表になるのでしょうか。

【財政部長】
昔、日本通運株式会社の倉庫があったところがあり、その駐車場の南側の元専門学校があったビルの整備に支援します。

【日本経済新聞】
ありがとうございます。

【広報課長】
他に質問はないでしょうか

【毎日新聞】
毎日新聞の横見です。参入する企業の業種を教えていただけますか。

【財政部長】
現在、Web制作会社やデザイン関係の企業を想定しています。今回の事業を行う会社がWebやデザイン系列の企業と縁を持っているとお聞きしいているので、そのような業種が参入に期待できると考えています。 

【毎日新聞】
事業についてはどのような感じなのでしょうか。

【財政部長】
今回の空きビルのリノベーションに取り組んでいる企業は、東京でもレンタルオフィスを経営しており、そこのオフィスの利用者が、福井にも来てもらえるのではないかと期待しています。

【毎日新聞】
順化地区に新しくできる企業は、リノベーション関係の企業なのでしょうか。

【財政部長】
今回の空きビルのリノベーションに参加している企業の一人が東京でレンタルオフィスを経営しており、レンタルオフィスを利用している企業が福井のサテライトオフィスを活用してもらうことを期待しています。

【毎日新聞】
東京でレンタルオフィスを運営している企業と今回順化地区に新しくできる企業は一緒ということでしょうか。

【財政部長】
一緒ということではありません。空きビルのリノベーションに参加している役員の一人に、東京でレンタルオフィスを経営している方がいるということです。

【毎日新聞】
その役員の方がWeb制作会社やデザイン会社をやられているということですか。

【財政部長】
その方が、東京でお貸ししている相手にWeb制作会社やデザイン会社の事業者さんがいるので、その方に福井でオフィスを構えたらどうかということを進めていただくということが期待できるということです。

【毎日新聞】
実際にサテライトオフィスの利用企業はこれから決まっていくということでしょうか。

【財政部長】
これから決まる予定です。

【毎日新聞】
サテライトオフィスを整備する企業は、東京の企業でしょうか。

【財政部長】
ビルをリノベーションするのは福井の企業です。福井のビルをリノベーションする会社の役員に、東京でレンタルオフィスを経営している方がいるので、その方に、東京の事業所に声をかけてもらって、福井にオフィス構えないかということを勧めていただいています。

【福井市長】
まだ、最終的には決まっていないが今言ったことを期待しています。まだ、決定していません。

【毎日新聞】
空きビルは元々何に使われていたんでしょうか。

【財政部長】
専門学校です。

【毎日新聞】
ありがとうございました。

【広報課長】
他に質問いかがでしょうか。

【福井新聞】
福井新聞の児島です。19番の北陸新幹線福開業2年前「福いいネ!」イベント事業について、今のところ予定されているイベント概要と、開業2年前を契機として今後どのような機運醸成に向けた取組をしていきたいかを教えてください。

【福井市長】
一つは、他の関係自治体と一緒になって、ノベルティグッズを配布するということを、まず考えています。開業2年前の「福いいネ!」イベントとして、市民参加型の開業PRイベントということで、他の所との関係があるのでもう少し練っていかなければなりませんが、ノベルティグッズを配布したり共同のイベントをしたりというようなことを考えています。

【福井新聞】
3月に実施するのは駅の沿線自治体と共同で行うイベントということですか。

【福井市長】
そうなるかと思います。

【広報課長】
それでは他にご質問はないようですので財政部長は席の移動をお願いします。それでは市長、引き続きよろしくお願いします。 


【市長】
その他としまして、東京オリンピックに出場した本市ゆかりの選手及び本市で事前合宿を行ったスロベニアの選手につきまして、活躍の結果をご報告申し上げます。
今回の東京2020オリンピックでは、日本選手団はこれまでの夏季大会の中で最多の金メダルを獲得するという、大変素晴らしい成績を残しました。本市ゆかりの選手のみなさんも、持てる力を存分に発揮し、大健闘されました。ひたむきに戦っている姿に、私たち市民も多くの感動と勇気をいただきました。野球競技では、吉田正尚選手と栗原 陵矢選手が、見事に金メダルを獲得し、自転車競技のケイリンで脇本選手が、バレーボールで清水選手が、それぞれ7位に入賞しました。また、ハンドボールでは石立選手と堀川選手が、トライアスロンでは岸本選手が奮闘されました。オリンピックという最高の舞台で活躍された皆様に、心からのお祝いと敬意を表する次第であります。
また、本市で事前キャンプを実施しましたスロベニアのバスケットボールチームは、見事4位に入賞され、水泳と新体操のチームも力を尽くし健闘されました。キャンプ期間中は、コロナ禍で市民との交流は十分にはできませんでしたが、ホストタウンとしての役割は果たせたものと考えております。大会前の準備をサポートしたことに対して、アナ・ポラック・ペトリッチ駐日スロベニア大使からは、感謝のメッセージが寄せられたところです。
そして、いよいよ明日からは、パラリンピックが開催され、本市からは、マラソンの西島 美保子選手が出場されます。また、事前キャンプを実施しているスロベニアパラリンピックチームからは、陸上競技円盤投げのヘンリック・プランク選手、自転車競技 ロードのアネイ・ドプリハル選手が出場されます。パラリンピック大会でのご活躍を大いに期待しております。

 次に、新幹線プロモーション課の特命係長「福いいネ!くん」から民間事業者によるイメージロゴ「福いいネ!」の活用に関して2つの報告を受けておりますので、その内容をお伝えします。
まず、1つ目は、市内の飲料メーカーであります北陸ローヤルボトリング協業組合のご当地サイダー「ローヤルさわやか」についてです。メロン味のペットボトルのラベルにロゴがプリントされており、すでに8月上旬から市内のスーパー等で販売が始まっています。
2つ目は、同じく市内の「有限会社小金屋食品」が製造・販売する小粒納豆「けんこう家族」のパッケージとカップに、ロゴが活用されることになりました。納豆は、カップが3つ入ったタイプで、9月下旬頃からの販売を予定しています。
このように、民間事業者によるロゴの活用は、少しずつ広がりを見せています。ロゴはどなたでも無料で使用できますので、ぜひ多くの市民や事業者の皆様にご活用いただき、一緒に本市の魅力を発信していただきたいと思います。今後も引き続き、更なるプロモーション活動を行ってまいります。

 最後に、自然災害に対する備えについてのお願いです。
近年、全国のいたるところで大規模な自然災害が発生しており、今年の6月下旬から7月上旬には、梅雨前線が停滞したことから、東海地方から関東地方南部では記録的な大雨となりました。災害は、いつ、どこで発生するか分かりません。本市におきましても、7月末の大雨では、特に本郷地区、清水地区に大きな被害が発生しております。今後も台風が発生しやすい時期が続きますので、自然災害に対する備えをしっかりと行っていただきたいと思います。
そこで、まず市民の皆様にお願いしたいことといたしましては、自分の身の安全は自分で守るということです。台風などの気象状況には常に注意を払っていただき、大きな被害が予測される場合には、避難所や近くの安全な場所に避難するなど、早め早めの行動をとってください。また、災害時に迅速な行動をとるために、現在はコロナ禍で実施もままならない状況ではありますが、実施の折には地域での避難訓練に是非参加していただきたいと思います。また、それに加え、避難場所・避難経路の確認、家庭内備蓄品や非常用持ち出し品の準備をお願いします。大切な命を守るため、普段から家族や職場などで事前に準備すべきことを話しあっていただきたいと思います。

私からは、以上です。

<質疑応答>

【広報課長】
それでは、ただ今説明がありました案件につきまして質疑応答を行いたいと思います。

【福井新聞】
福井新聞の児島です。先ほどの災害への対策の呼びかけに絡みまして、先日の7月の豪雨被害の、金額的なところなどの現時点の被害状況を教えてください。

【危機管理課長】
金額的にはまだ出ておりません。被害状況につきましては今からご報告させていただきます。
物的被害といたしましては住家・非住家合わせて140件の被害が発生しております。中身につきましては、床上浸水、床下浸水、一部損壊、全壊の被害が報告されています。これらの詳細については、住家で床上が18棟、床下が71棟、一部損壊が2棟、非住家で床上が21棟、床下が24棟、一部損壊が3棟、全壊が1棟です。なお、災害の当日ですが人的被害はありませんでした。
土砂崩れによる孤立につきましては、7地区。奥平町の県道3号のほか12か所で土砂崩れが発生しました。また、停電が2地区。高木中央・西開発と大森・志津が丘・山内で停電が発生しました。また、道路冠水については25か所、地下道等の冠水については72か所発生しました。なお、避難所につきましては、20か所で99名の避難、また自主避難としまして4か所で26名の避難がありました。
金額等についてはまだ出せておりませんので、ご了承お願いいたします。

【福井新聞】
確認ですが、今のデータは何日時点のもので、被害額がまとまるのはいつ頃になる見込みでしょうか

【危機管理課長】
このデータは8月5日現在の状況です。なお、金額等については今後、調査できるものはしていこうと思っています。

【福井新聞】
先ほどもおっしゃられた通り、今後台風のシーズンがあって、中山間部では土砂災害も発生し、また同様の被害が発生すれば、被害が起きやすい状況ともいえるかと思いますが、現状での緊急の対策というか、秋の台風シーズンを見据えて、今後どういった対策を行っていかなければならないかなど、お考えがありましたら教えてください。

【市長】
とにかく、早め早めに避難をしていただくことが必要になってくるかと思います。避難所については公民館を第一次避難所にしてありましたが、コロナ禍の中で公民館では狭いということもあり、現在は小学校、あるいは場所によっては中学校が、第一次避難所となっています。そのように避難所を変更しましたので、自分の地区の第一次避難所がどこか、よく確認をしていただきたいと思います。今回避難所変更に伴って備蓄品等も変更した部分があるので、避難をされて、こういう風なものがないかということについてはいろいろと聞いていただければと思っています。秋、冬に向かって日照時間が短くなっていき、避難をするための時間が短くなってくるので、早く避難をしていただく必要がある。明るい時間帯に避難ができないときには垂直避難や、崖から離れた場所の方へ避難するなど自分の命は自分で守るという形での避難を行っていただく必要があろうかと思うので、よろしくお願いいたします。

【広報課長】
他に質問がないようですので、これにて市長記者会見を終了いたします。誠にありがとうございました。

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