平成29年度全国学力・学習状況調査の本市の結果について

最終更新日 2017年10月2日 印刷

 平成29年度実施された全国学力・学習状況調査の結果について本市の概要をお知らせします。なお、本調査により測定できるのは、学力の一部であり、学校における教育活動の一側面に過ぎません。序列化や過度な競争につながらないように十分配慮したいと考えています。

<調査の目的>
○全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析する
○学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善などに役立てる

<調査の概要>
調査実施日:平成29年4月18日(火) 
調査対象:小学6年児童、中学3年生徒
調査内容:・教科に関する調査 主として「知識」に関する問題(国語A、算数・数学A)
               主として「活用」に関する問題(国語B、算数・数学B)
            ・生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査

                 調査問題はこちら(新しいウインドウが開きます)

<結果概要>      
○教科に関する調査の結果、分析  【教科概要】へ
○質問紙に関する結果、分析    【質問紙結果】へ 

≪本市の平均正答率(%)≫

福井市

国語A

国語B

算・数A

算・数B

小学校

79

62

83

52

中学校

82

77

73

55

【教科概要】◇は成果と見られるもの ◆は課題と見られるもの
≪小学校国語に関する分析≫ [ ]内は設問番号

◇ことわざの意味を理解して、自分の表現に用いる問題や、同音・同訓の漢字が少ない漢字を正しく書いたり読んだりする問題ができた児童は80%を超えています。[A5ア・イ、A7(2)・(3)・(4)・(5)・(6)]

◇説明的な文章や文学的な文章の学習で付けた読解力を、実生活の様々な場面に活用できるようにしてきた成果が表れ、B「主として『活用』に関する問題」は全て、国の正答率を上回っています。

◆同音異義語の多い漢字を正しく書く問題に課題が見られます。文脈における意味を考えながら、適切に活用できるようにしていくことが大切です。[A7(1)]

◆目的や意図に応じ、必要な内容を整理して書いたり、叙述を基に理由を明確にした上で自分の考えを書いたりすることに指導の充実が求められます。[B2三、B3三]

 ≪小学校算数に関する分析≫ [ ]内は設問番号

◇「8と12の最小公倍数を求める」ことは、90%以上の児童が理解しています。同様の問題が、昨年受けた県学力調査でも出題されましたが、正答率は約80%であり、用語の意味を理解し、正しく求める技能が身に付いてきました。[A3]

◇実験の結果、大きく離れた数値がある場合の平均の求め方は70%以上の児童が理解していました。また、仮平均の考え方を用いて、平均の求め方を数学的に表現できた児童は、国の正答率を15ポイント以上、上回っていました。[B3(1)(2)]

◆資料から表の合計欄に入る数を求めたり、1mあたりの値段が60円のリボンを買う場面でリボンの長さと代金の関係を数直線に表したりするなど、場面を的確に捉え、数量の関係を図や表、数直線に表すことに課題があります。

 [A1(2),A9(2)]

◆「最小の満月の直径」を1円玉の直径としたとき、「最大の満月の直径」は100円玉と500円玉のどちらに近いかの理由を、言葉や式で答えられた児童は17.1%でした。無解答率は5.7%と低かったものの、基準量・比較量・割合の関係を正しく捉えられずに解答している児童が70%近くいました。算数用語や式、表、図などを用いて説明することに指導の充実が求められます。[B5(2)]

 ≪中学校国語に関する分析≫ [ ]内は設問番号

◇基礎的・基本的な知識・技能の習得と定着に向けた取組の成果が現れ、文脈に即して漢字を正しく読む問題の正答率は96%以上となっています。また、漢字を正しく書く問題3問のうち2問については、国の正答率を11ポイント以上、上回っています。

◇B「主として『活用』に関する問題」は全て、国の正答率を上回っています。特に記述式の問題については、大きく上回っています。[B1三、B2三、B3三]

◆相手に分かりやすいように語句を選択することや、場面や状況に応じた適切な語句を用いることに課題があります。相手意識や目的意識を持たせた上で、話すときや書くときに用いる語句について吟味させ、語彙を増やしていくことが大切です。[A7一、A9五]

◆比喩表現の仕方について捉え、複数の条件に合わせて自分の考えを書くことに課題があります。比喩で表現されている内容を理解し、その効果について言語化することに指導の充実が求められます。[B1三]

 ≪中学校数学に関する分析≫ [ ]内は設問番号

◇方眼紙にかかれた三角形の1つの頂点を、他の点に移すように平行移動した図形をかく問題では、94%の生徒が正確にかくことができました。[A4(2)]

◇ 2つの角の大きさが等しいことを、正三角形の性質や三角形の合同条件を用いて筋道を立てて証明したり、基本的な図形の性質を使って角の大きさを求めたりする問題では、国の正答率を大きく上回っていました。[B4(1)(2)]

◆半径と中心角がわかっているおうぎ形の弧の長さを求める問題では、おうぎ形の面積を求めてしまったり円周の長さを求められなかったりするなど、円やおうぎ形の問題では依然として課題が見られます。[A4(3)]

◆「1週間の総運動時間が420分以上の女子は、420分未満の女子より体力テストの合計点が高い傾向にある」ことを、体力テストの合計点をまとめた相対度数の度数分布多角形を見て、数学的な表現を用いて説明できた生徒は30.5%でした。資料を正しく読み取ることや数学用語を使って説明し合う活動を継続して行っていくことが大切です。[B5(3)]

  ※今後、課題については、学校において指導の充実と授業の改善を図っていきます。

【質問紙結果】◇は成果と見られるもの ◆は課題と見られるもの
<児童生徒質問紙>

≪家庭生活≫ 
◇小中学生とも毎日、同じくらいの時刻に起きたり、朝食を食べたりする習慣が身に付いています。規則正しい生活習慣は体の健康だけでなく、心の健康にもつながります。

朝食を毎日食べている

朝食

毎日、同じくらいの時刻に起きている

定刻寝起き   

≪家庭生活≫

◆メールやインターネットを平日1時間以上する小学生は全国並み、中学生は全国の割合を下回っていますが、全国的には増加の傾向にあります。テレビを見る時間やゲームをする時間を含め、メールやインターネットについても家庭で話し合い、守ることのできるルールを決めることが大切です。

メール・インターネットを平日1時間以上する

メールインターネット

テレビゲーム(PC、携帯式、スマートフォン用含む)を平日1時間以上する

テレビゲーム

テレビを見る時間やゲームをする時間などのルールを家の人と決めている

テレビルール

≪家庭学習≫

◇家で学校の宿題をしっかりとしている小中学生の割合が高いです。特に中学生では全国と比べて高くなっています。

◆自分で計画を立てて勉強している小中学生の割合は全体的に低いです。特に中学生では全国と比べて低くなっています。見通しを持って勉強する習慣を身に付けることは、物事に主体的に取り組む意欲や態度を育てることにもつながります。 

家で宿題をする

宿題 

自分で計画を立てて勉強する

計画

≪新聞・読書≫

◇小中学生ともに新聞を週に1~3回以上読んでいる児童生徒の割合は全国を大きく上回っていますが、近年、減少傾向にあります。
◆小中学生で平日全く読書をしない割合が全国を上回っています。思考力や想像力及び言語感覚を育むために、日常的に読書に親しむことが大切です。

新聞を週に1~3回以上読んでいる

新聞

平日に読書をする時間

読書

≪児童生徒質問紙と教科の平均正答率の関係≫

○「友達と話し合うとき、友達の話や意見を最後まで聞くことができますか」「友達と話し合うとき、友達の考えを受け止めて、自分の考えを持つことができていますか」「地域や社会で起こっている問題や出来事に関心がありという質問に肯定的に答えた児童生徒のほうが、各教科の平均正答率が高い傾向があります。

○TVゲーム(PC、携帯式、携帯電話やスマートフォンを使ったゲームを含む)をしている時間が短いほど、各教科の平均正答率が高い傾向にあります。

友達と話し合うとき、友達の話や意見を最後まで聞くことができますか
 小学校                     中学校

話聞く
 

友達と話し合うとき、友達の考えを受け止めて、自分の考えを持つことができていますか  

 小学校                     中学校 
 自分の考え

地域や社会で起こっている問題や出来事に関心がありますか 
 小学校                     中学校 
 地域社会

 テレビゲーム(PC、携帯式、携帯電話やスマートフォンを使ったゲームを含む)を平日どれくらいの時間しますか
 小学校                     中学校

テレビゲーム 
 

<ご家庭へのお願い>

 今回の調査結果でも、これまで同様に子どもたちの生活習慣や学習習慣と各教科の平均正答率には相関関係があるという傾向が見られました。これからも家庭、学校がしっかりと連携を図っていくことが大切です。各ご家庭においても、生活のリズムや学習の習慣についてお子さんと話し合う機会をもって実践していただきますようお願いします。

 また、インターネット(PC、スマートフォン、携帯電話、ゲーム機等)を利用した通信(SNS、LINE、メール等)による、いじめや生活習慣の乱れを未然に防止するために、本市の小中学校では「スマートルール」を作っています。

 この「スマートルール」を利用して、スマートフォン、携帯電話やゲーム機等の利用についても、是非ご家庭で話し合っていただき、家庭でのルールを決めるなどの取組も併せてお願いします。

 さらに、地域や社会への関心を高めることが、子どもたちに良い影響を与えると考えられます。近年、地域行事や地域のボランティア活動に参加していると答える児童生徒の割合が全国と比べて高くなっています。今後も、地域や社会との積極的な関わりが持てるように、ご家庭で心がけてください。

≪今住んでいる地域の行事に参加していますか≫

地域行事参加

≪地域社会などでボランティア活動に参加したことがありますか≫

ボランティア

 本市の小中学校では、社会の変化に対応できる、確かな学力、豊かな人間性、健康と体力などの「生きる力」を身に付ける教育活動の実現に努めます。また、目指す子どもの姿を家庭や地域と共有しながら、地域に根ざした学校教育を展開して参ります。これからも家庭・地域・学校が連携して、心身ともに健やかな子どもの成長を支えていきましょう。

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