男性社員の育休取得が当たり前となる企業風土を形成し、将来的に育休取得率ほぼ100％を目指す「パパ育休100％」チャレンジモデル企業3社に対し、令和6年2月までパパ育休アドバイザーを派遣しました。
　モデル企業では男性育休を促進させる制度構築や仕組みづくりなど、各社の課題に応じた取組を行いましたのでその内容を紹介します。

モデル企業から市長へ取組報告時の風景

1.永和住宅株式会社グループ  ～先輩パパのメッセージと共に繋がるパパ育休のバトン～

　主な取組：(1)管理職向け研修
　　　　　　(2)グループ全社員向け研修と課題を把握するためのアンケート実施
　　　　　　(3)オリジナル育休通知表の活用
　詳しい取組内容はこちら（PDFファイル：新しいウインドウが開きます）　　 　

2.ジビル調査設計株式会社  ～人事の本気度が経営者と対象者を動かす～

　主な取組：(1)経営者向け研修、直属上司・同僚向け研修
　　　　　　(2)育休制度の構築
　　　　　　(3)収入シミュレーションや取得時期・期間を当事者と複数回面談実施
　　　　　　(4)国の助成金・県の補助金を活用し、独自の収入補填制度を構築
　詳しい取組内容はこちら（PDFファイル：新しいウインドウが開きます） 　　
　　　

3.株式会社福地  ～トップの熱意とプロジェクトチームによるボトムアップの取組が男性育休を後押し～

　主な取組：(1)全社員向け研修
　　　　　　(2)モデルチームによる業務スキルアップ勉強会、情報共有ミーティング
　　　　　　(3)社員同士のコミュニケーション活性化のための掲示板設置
　　　　　　(4)当事者に収入シミュレーションを実施
　詳しい取組内容はこちら（PDFファイル：新しいウインドウが開きます）

パパ育休アドバイザーからコメント

これからパパ育休に取り組む企業へ

　まずは、企業としては今回のチャレンジ企業のように、自社のパパ育休に対する方針を明確にして、社内にしっかり示すことが大事です。
　そして、その上で自社のパパ育休の取得の妨げになっている課題を洗い出し、その要因にも目を向けながら整理していくことです。
　優先順位をつけながら、課題解決につながる取組をトップダウンではなくボトムアップで考えていく中で、出た意見が取り上げられ、活かされる成功体験を経験すると、それがメンバーたちのモチベーションアップにも繋がります。パパ育休を推進しつつ、いい会社づくりにも繋がります。
　また、なかなか自社だけで取組むことが難しいと思われれば、我々のような外部のアドバイザーを活用して頂くのも有効だと思います。
　パパ育休を通じて、職場が活気づき、イキイキ働く大人たちが増えれば、その姿を見て、学生やこどもたちが働くことに夢や希望を持てる社会に繋がると思います。
　また仕事と子育ての両立になんらかの不安を抱える若者がいる現実もあります。この不安が和らぐことで少子化への歯止めにも繋がってほしいです。
　ライフの中にワークがある。ワークとライフを切り分けず、職場も含め地域、社会全体で子育てする温かい空気が生まれるといいですね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合同経営社会保険労務士法人　社会保険労務士　坪井　香織　氏

福井県子育て応援サイト「ふく育」にモデル企業の取組と実際に育休を取得した男性社員の声が掲載されました！

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モデル企業の取組が福井テレビ・ケーブルテレビにて放映されました！

キャリア・転職・就職情報サイト「JobQ」に福井市の男性育休取得推進への取組が掲載されました！