最終更新日:2024年12月10日
救命の連鎖の重要性
突然意識がなくなり、呼吸や心臓が止まった人の
命を救うためには何をすればよいのでしょうか。
1 心停止の予防
いざという時の救命処置も大切ですが、未然に防ぐことが何うよりも大切です。小児ではけがや溺水、窒息などによる不慮の事故を防ぐことが重要で、これらの多くは日常生活の中で注意することで予防ができます。
成人では急性心筋梗塞や脳卒中が突然の心停止の主な原因です。これに関しては生活習慣を見直すことで、その発症リスクを低下させることもできますが、初期症状に気づき、一刻も早く救急車を呼ぶことで心停止につながる前に病院で治療を受けることができます。
2 心停止の早期認識と通報
突然倒れた人や反応のない人を見たら直ちに心停止を疑うことが重要です。大声で応援を呼んで119番通報とAEDの手配を依頼し、少しでも早く救急隊が到着するように行動しましょう。
人手があれば、現場で救命処置にあたる人、現場まで救急車を誘導する人、情報を集める人を決めるとよりスムースな搬送につながります。
3 一次救命処置(心肺蘇生とAED)
心肺蘇生とは「距骨圧迫」と「人工呼吸」で止まってしまった心臓と呼吸を補助して助ける方法です。
その場に居合わせた住民(バイスタンダー)による迅速な心肺蘇生やAEDを行うことで社会復帰率は大きく変わってきます。
4 二次救命処置と集中治療
救急救命士や医師が薬や医療機器などを使用して処置を行い、電気ショックだけでは戻らない際でも心臓の動きを取り戻すことです。
この4つの要素がお互いにつながることで救命リレーがスムースに行われ、命を救うことができます。この救命のチャンスを握るのは、現場に居合わせた皆さんによる迅速な119番通報と応急手当です。
救命講習会に参加して、突然目の前で人が倒れても勇気を持って応急手当ができるようにしましょう。
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