最終更新日:2024年10月2日
福井市公共下水道事業計画
1.下水道の沿革
福井市は、福井平野のほぼ中央、足羽川の沖積層上にできている平坦な街で、市街地の中央南よりを足羽川が東西に流れ、地表もほぼ東から西に約1,000分の1の緩い勾配をなしている。洪水時の足羽川の水位は市街地より高いため、従来から浸水被害が繰り返し発生し、市の発展が著しく阻害されていた。
公共下水道の建設計画は大正12年と昭和14年に行われたが、当時の社会情勢や財政事業等のため実現を見なかった。昭和20年7月の戦災で市街地のほとんどを焼失したため、昭和21年5月戦災復興都市計画を樹立し、特別都市計画法に基づく下水道事業として昭和23年に当時の市街地666ヘクタールの全域を対象に、画期的な本事業に着手したのである。
その後、管きょ整備を図りながら、昭和30年に市街中心部より西北に約4キロメートルの境町(現在の菅谷1丁目)で境浄化センターの建設に着手し、昭和34年には55,000立方メートル/日の処理能力をもつ下水簡易処理を開始した。引き続き処理区域の増加に伴い、昭和56年からは日野川浄化センターの建設に着工し、昭和60年10月より供用開始した。さらに市域の拡大に合わせて、北部地域では、九頭竜川流域関連公共下水道が昭和62年6月より供用開始し、また、西部の海岸沿いは特定環境公共下水道として平成10年4月より供用開始している。平成18年2月に周辺の3町村を合併した結果、新たに清水地区と美山地区の公共下水道事業が加わった。
一方、市街地における内水による浸水被害の軽減を図るため、平成16年度から整備してきた全ての雨水貯留管等が平成21年度に完成した。施設概要は雨水貯留施設11ヵ所、総貯留量約22,000立方メートルである。また、老朽化したポンプ場の更新に合わせた雨水ポンプ能力の増強に取り組み、平成23年6月に佐佳枝ポンプ場、令和6年3月に加茂河原ポンプ場が供用を開始した。
2.事業計画
(1) 事業計画書及び計画一般図
単独公共下水道
境・日野川処理区
事業計画書(境処理区、日野川処理区)(PDF形式 4,078キロバイト)
計画一般図(境処理区、日野川処理区)(汚水)(PDF形式 1,256キロバイト)
計画一般図(境処理区、日野川処理区)(雨水)(PDF形式 2,229キロバイト)
清水東部処理区
流域関連公共下水道
福井第1,2,3処理分区
特定環境保全公共下水道
鷹巣・国見処理区、美山処理区、清水西部処理区
計画一般図(鷹巣・国見処理区、美山処理区、清水西部処理区 汚水)
(2) 処理区域の面積 【単位:ヘクタール】
事 業 別 | 処 理 区 | 排除方式 | 面 積 |
単独公共下水道 |
境処理区 | 合流式 | 851.9 |
日野川処理区 | 合流式 | 558.5 | |
分流式 | 3,616.4 | ||
計 | 4,174.9 | ||
清水東部処理区 | 分流式 | 146.4 | |
計 | 5,173.2 | ||
流域関連 公共下水道 |
福井第1処理分区 | 分流式 | 557.4 |
福井第2処理分区 | 64.6 | ||
福井第3処理分区 | 57.2 | ||
計 | 679.2 | ||
特定環境保全 公共下水道 |
鷹巣・国見処理区 | 分流式 | 106.8 |
美山処理区 | 53.8 | ||
清水西部処理区 | 96.0 | ||
計 | 256.6 | ||
合 計 | 6,109.0 |
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