最終更新日:2022年10月27日
水道記念館
福井市水道記念館は市水道の生まれたところ
福井市の水道は、木田地区の井戸からくみ揚げた地下水を一本木浄水場(福井市春日3丁目)できれいにし、ポンプで足羽山にある配水池へ揚げ、市内に水を配ることから始まりました。
この建物は、配水池へ水道水を揚げるための施設「足羽揚水ポンプ場」として大正13年に建設され、戦災や震災などの災害にも耐え平成3年までの約70年間使用されていました。
大正時代のめずらしい洋風建築であることから、市民の強い保存要望を受け平成8年から保存工事に取りかかり平成16年4月に「福井市水道記念館」に衣替えしました。また、平成23年1月26日 には、「登録有形文化財」に登録されました。
ご見学の折には、大正時代をしのばせる外観や展示物で水道の歴史に触れ、人間が生きていくうえで欠かすことができない大切な水について考える機会にしていただければ幸いです。
施設案内
- 所在地
福井市足羽1丁目7番35号(地図はクリックすると大きくなります) - 開館時間
午前9時~午後4時30分 - 休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
年末年始(12月29日から1月3日) - 入館料
無料 - 電話番号
0776‐35‐6751
展示場
市民の皆様に本市の水道事業への理解を一層深めていただくとともに、特に子どもたちに楽しみながら水道について学習してもらうことを目的としています。
内容
揚水ポンプの機能と役割の紹介
福井市水道事業の歴史・現在・将来
江戸時代から現在までの水道管の展示
水道ビジョンや福井市の水道に関する主なデータの閲覧
揚水ポンプ体験コーナー(ゲーム形式)
交通案内
- 京福バス
70系統 運動公園線(道守高校先回り) 福井駅前7番のりば 「久保町」下車 徒歩約6分
74系統 清水グリーンライン 福井駅前8番のりば 「左内公園口」下車 徒歩約1分 - コミュニティバスすまいる
西ルート(照手・足羽方面) 「愛宕坂」下車 徒歩約3分 - 福鉄福武線普通電車
「公園口」下車 徒歩約6分 - タクシー
JR福井駅から約5分 - 駐車場
3台
登録有形文化財
平成8年度から平成10年度まで保存工事が行われ、内部から鉄骨で補強して当初の外観をほぼ復元しました。外観はモルタルの洗い出し仕上げと荒い胡麻殻仕上げで全体を構成し、柱廻りなどに古典主義的な意匠を用いています。
県内では初期の鉄筋コンクリート造りであり、構造的にも当時の最新技術が取り入れられていたと考えられ、意匠的にも時代的特徴がよく現れています。
平成23年1月26日に歴史的景観に寄与する重要な建築物として「登録有形文化財」に登録されました。また、建物内には、当初のものと考えられるドイツ・シーメンス社製のポンプが据えられており、福井市の上水道事業の記念碑的な意味合いだけでなく、建物を含んだ全体が近代化遺産としての価値を持っています。
国の登録文化財制度について
文化財指定制度を補完する、届出制と指導・助言・勧告を基本とした緩やかな保護措置を講じる制度。対象となるものは、建造物については原則建築後50年を経たもので、(1)国土の歴史的景観に寄与しているもの、(2)造形の規範となっているもの、(3)再現することが容易でないもの、のいずれかに該当するものとなっています。
お問い合わせ先
上下水道局経営部 経営管理課
電話番号 0776-20-5615 | ファクス番号 0776-27-2753
〒910-8522 福井市大手3丁目13番1号 上下水道局庁舎3階 【GoogleMap】
業務時間 平日8:30~17:15
ページ番号:016229