最終更新日:2024年6月28日
水道施設の耐震性能及び耐震性の向上に関する取組状況について
福井市水道事業の耐震化に関する取り組み等についてお知らせします。
※水道法施行規則では、水道事業者が水道の需要者に対して、水道施設の耐震性能及び耐震性の向上に関する取組等の状況を毎年1回以上情報提供することが義務付けられています。
【耐震化計画について】
本市では、災害時のライフラインの確保と持続可能な水道事業を実現し、安全でおいしい水を安定して供給するため、平成21年度に福井市水道事業耐震化計画を策定し、配水池や基幹管路の耐震化を実施してきました。令和2年度からは「福井市水道施設整備計画(第八次整備事業)」(令和元年度策定)に基づき耐震化を進めています。
※耐震管:レベル2地震動において、管路の破損や継手の離脱等の被害が軽微な管
※本市において基幹管路は下記の管路を定義しています。
・導水管(井戸などの水源から取水した原水を浄水場まで導く管路)
・送水管(浄水場で処理された浄水を配水池まで送る管路)
・配水本管(配水池からお客様の引込み管分岐まで水道水を配る管路のうち、口径300ミリ以上の管路など主要な管路)
配水池の耐震化について
配水池とは、浄水場から送られてきた水を一時的に蓄え、需要量に応じて配水する事ができる施設のことで、災害時においては応急給水など大切な貯留槽の役割を果たします。
末配水池は、配水区域及び配水量の変更に伴い、令和元年度に耐震性を有する配水池へ更新しました。
また、原目配水池も耐震性に劣ることから、施設の耐震化(更新)に向け整備を進めているところです。
今後は人口減少に伴う水需要の減少、さらに高度成長期に整備された配水池が一斉に更新時期を迎えますが、適切な水需要の将来予測を行い、適正規模での更新を行っていきます。
総配水池容量※2(m3) |
耐震化容量(m3) |
耐震化率(%) |
|
---|---|---|---|
令和5年度 | 87,510 | 38,025 | 43.5 |
令和4年度 | 87,510 | 38,025 | ※543.5 |
令和3年度 | 87,510 | 37,970 | ※443.4 |
令和2年度 | 87,510 | 33,990 | 38.8 |
令和元年度 | 88,498 | 33,990 | 38.4 |
平成30年度 | 87,198 | 32,690 | ※337.5 |
平成29年度 |
95,365 | 28,840 | 30.2 |
※1 L2対応(レベル2地震動)とは、当該施設の設置地点において発生するものと想定される地震動のうち最大規模の強さを有するものです。本市では、震度7、マグニチュード7.6を想定しています。
※2 総配水池容量が減少しているのは、公益社団法人 日本水道協会規格水道事業ガイドラインの改正に伴い算定方法が変更となったためです。
※3・4・5 耐震化率が増加しているのは、平成30年度及び令和4年度に行った調査により、7施設の配水池において耐震性を有していることが判明したためです。
基幹管路の耐震化について
原目配水池から災害拠点病院である福井赤十字病院までの重要給水施設配水管路や、地震及び水質事故等による非常事態においても浄水場間で水の融通を行うための九頭竜浄水場と森田浄水場を結ぶ連結管等、基幹管路の中でも重要度の高い管路の耐震化を優先的に進めています。
基幹管路延長(km) |
耐震管延長(km) |
基幹管路の耐震管率(%) |
|
---|---|---|---|
令和5年度 | 191.8 | 79.9 | 41.7 |
令和4年度 | 191.3 | 75.7 | 39.6 |
令和3年度 | 195.1 | 73.2 | 37.5 |
令和2年度 | 196.0 | 70.1 | 35.8 |
令和元年度 | 197.2 | 67.0 | 33.9 |
平成30年度 | 196.2 | 62.5 | 31.8 |
平成29年度 | 199.1 | 56.8 | 28.5 |
お問い合わせ先
上下水道局事業部 水道管路課
電話番号 0776-20-5640 | ファクス番号 0776-20-5629
〒910-8522 福井市大手3丁目13-1 上下水道局庁舎2階 【GoogleMap】
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