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最終更新日:2025年9月2日

福井県警察本部生活安全企画課からのお知らせ


特殊詐欺被害の現状と被害防止対策について

1 県内の特殊詐欺被害状況
令和7年7月末現在 ( )内は前年同期比
認知件数 29件(+18件)
被害額 約1億4,
598万円(+約8,644万円)

2 県内のSNS型投資・ロマンス詐欺の認知被害状況
令和7年7月末現在( )内は前年同期比
認知件数 22件(+12件)
認知被害額 約4億8,201万円(+約2億9,318万円)

3 全国の特殊詐欺被害状況
令和7年6月末暫定値 ( )内は昨年同期比
認知件数件13,213件(+4256件)
被害額約597.3億円(約+369.4億円)

被害の特徴
認知件数、被害額ともに前年同期に比べて著しく増加。
類型別の認知件数・被害額は、オレオレ詐欺が最も多く、中でも警察官等をかたり調査(優先調査)名目で現金等をだまし取る手口による被害が顕著。
副業を名目として現金等をだまし取る手口による被害が目立ってきている。
交付形態別の認知件数・被害額は、振込型が最も多い。

4 全国のSNS型投資・ ロマンス詐欺の被害状況
令和7年6月末現在( )内は前年同期比
認知件数5,345件(+235件)
被害額 約590.8億円(-70.9億円)

5 県内の特殊詐欺等、詐欺の手口や相談傾向
インターネットバンキングを悪用した詐欺
全国的にインターネットバンキングを悪用した詐欺が確認。犯人の指示でインターネットバンキングの口座を開設させられ、または既存のイン ターネットバンキングを利用して、犯人の口座に振込送金させられる特殊詐欺が、全国的に発生。
また、犯人の指示でインターネットバンキングを開設させられた後、自分の預金等をすべて自分名義のインターネットバンキングへ送金し、犯人に教えてしまったインターネットバンキングのIDとパスワードにより、犯人にお金を引き出されてしまうという手口が、県内において確認。
「インターネットバンキングを開設して」
「インターネットバンキングで送金して」
「預金口座のお金をインターネットバンキングに移して」
は詐欺の可能性がありますので、ご注意ください。


オレオレ詐欺
警察官や検事を名乗って電話をかけ、様々な理由を付けてお金をだまし取ろう とする詐欺の手口が確認されています。
手口の具体例
「あなたの携帯電話や銀行口座が犯罪に使われている」「あなたに逮捕状が出ている」「あなたのクレジットカードが不正利用されている」等と言って不安にさせる。
または、「他人に話したら、その人に容疑がかかる」「秘密の捜査」などと言って他人に相談しないよう指示される。
LINE登録をさせ、逮捕状の画像を送り付け、さらに不安にさせる。
「あなたのお金を守るため」「身の潔白を証明するため」等と言って、親身になっているように装い信用させる。
大手通信会社や店舗(家電量販店・ショッピングセンター・コンビニ等)、官公庁を名乗った電話の途中で警察官や検事を名乗る者に転送する手口も確認されています。
また、お金をだまし取る手口について、「紙幣調査をする」、「紙幣番号を確認する等と言って、指定された口座にお金を振り込ませる手口のほか、金融機関から引き出したお金を自宅に保管するよう指示し、後日、お金を取りに来る手口も確認されています。


還付金詐欺
市役所を名乗って電話をかけ、「税金等の払い戻しがある」「申請期限を過ぎているので、コンビニでの手続きが必要」などと言って、お金をだまし取ろうとする詐欺の手口があります。
この特殊詐欺は、
1 ATMで手続きさせようとする。
2 電話の指示に従って、ATMで還付金受取りの操作をしているつもりが、相手の指定口座に振り込み操作をしてしまう。
等の特徴があります。


架空料金請求詐欺
・未納料金支払い名目
電話で、アプリや有料サイト、電話料金等の未納があると通知し、現金の振り込みを要求する手口の詐欺が確認されています。
この特殊詐欺は、
1 今日中に支払わないと裁判になる(不安にさせる)
2 払ったお金は後で戻ってくる (安心させる)
などと言ってお金の振り込みを急がせます。
・サポート詐欺
パソコンの画面上にウイルス感染などの偽警告を表示させ、修理やセキュリティのサポート費用として、電子マネーカードでの支払いや振込み等を要求し、お金をだまし取られるサポート詐欺が発生しています。


SNS型投資・ロマンス詐欺
投資のバナー広告やSNSのダイレクトメッセージをきっかけに、LINEでのやり取りに誘導され、投資を勧められて振込送金等でお金をだまし取られる投資詐欺や、マッチングアプリやSNSを通じて知り合った相手から、やり取りを通じて生まれた親近感や恋愛感情を利用され、生活困窮等を理由に様々な名目で送金を求められるほか、投資に誘われるなどしてお金をだまし取られるロマンス詐欺が発生しています。


6 今後の防止対策
警察官や検事等を名乗る不審電話が確認されています。 特徴は以下のとおり。
国際電話番号(プラスから始まる番号)や050から始まる電話番号、非通知番号などから電話がかかってくる。
事件の関係者として捜査しているなどと言って不安にさせる。
スマートフォンのビデオ通話の中で警察手帳のようなものを見せ信用させる。
銀行の口座番号や預金残高、家族構成等の個人情報を聞き出そうとする。
指定された口座にお金を振り込むよう指示される。または、現金を取りに来る。自宅敷地内など屋外にお金を置くよう指示する場合もあります。
大手通信会社や店舗(家電量販店・ショッピングセンター・コンビニ等)、官公庁を名乗って電話をかけ、途中から警察官を名乗る者に電話を代わる手口や、実在する警察署の「本物の電話番号」を画面に表示させて、警察官を名乗る者が電話をかけてくる手口も確認されています。
他県において、警察官を名乗る者が電話をかけてきて、「あなたが捜査対象になっている。」「逮捕状が出ています。」などと言い、SNS等でURLを送りつけ、「警視庁の偽ホームページ」に誘導し、逮捕状の画像を検索させるという手口や、ビデオ通話で裸になるように要求される等のわいせつな行為を要求する手口も確認されています。


入り口は様々なパターンがありますが、途中で警察官や検事に電話を代わるところは同じです。
警察官は相手に「あなたが捜査対象になっている」などと言いません。
警察官は電話でお金を振り込むようお伝えしません。

警察官はLINEのID登録を求めません。
警察官はSNS等で逮捕状や警察手帳の画像を送りません。
警察官は「お金を引き出してください」などと言いません。
警察官は国際電話番号や050から始まる電話番号、非通知で電話しません。

電話番号の末尾が0110であっても国際電話や050から始まる電話番号は警察ではありません。
心当たりのない電話等で銀行の口座情報や家族構成等の個人情報を聞いてくることがあった場合は、速やかに電話を切る、警察に相談する等して銀行の口座情報や家族構成等の個人情報を相手に伝えてしまうことのないよう、各市町の広報媒体等で呼びかけていただくとともに、速やかに最寄りの警察署まで通報をお願いします。
北陸新幹線福井敦賀間の開業により、受け子が県内に頻繁に流入する可能性が高く、オレオレ詐欺等の犯人が直接現金やキャッシュカードを取りにくる手口の増加が懸念されます。引き続き固定電話への詐欺防止対策をお願いします。
特殊詐欺に国際電話番号が使われることが増えています。海外との電話が不要な方については、発信・着信しないようにすることができます。
固定電話対策
国際電話不取扱センター(新しいウインドウが開きます)(0120-210-364)に申し込みを行うことで、無償で発信・着信を休止することができます。
最寄りの警察署でも申込みの受付をしています。警察署では、申込みのサポートを受けられます。
携帯電話対策
トビラフォンモバイル(Android版有料アプリ 月額200円かかります)をインストールし、設定をすることで国際電話や非通知の着信がなくなります。また、迷惑電話の着信が減少します。(有料です)県警ホームページにチラシ及びインストール・設定方法を掲載しています。
投資詐欺・ロマンス詐欺の被害のきっかけは、SNSやマッチングアプリ、投資広告など様々ですが、投資名目でLINEやLINEのグループトークに誘われた場合投資名目なのに振込先が個人口座の場合は詐欺を疑って下さい。
不審電話への対策として、下記のとおりチラシをご覧ください。

「特殊詐欺防止チラシ」へのリンク
SNS型投資詐欺防止チラシへのリンク
SNS型ロマンス詐欺防止チラシへのリンク
トビラフォンチラシ(新しいウインドウが開きます)へのリンク
ふくいポリス(新しいウインドウが開きます)(新しいウインドウが開きます) (新しいウインドウが開きます)へのリンク

お問い合わせ先

市民生活部 消費者センター
電話番号 0776-20-5070ファクス番号 0776-20-5081
〒910-0018 福井市田原1丁目13番6号 フェニックス・プラザ1階 【GoogleMap】
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