最終更新日:2024年6月13日
ツキノワグマについての注意事項
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クマの生態について
食性
- 植物食傾向の強い雑食性で、春は山菜やタケノコ、秋はカキやクリなどの果実を主に摂食する。
- ハチミツを求めて家屋の外壁や墓石を破壊した事例もある。
特性
- 明け方と夕方に活動が活発になる。
- 時速40km以上で走ることができ、1日に50km歩くこともある。
- 木登りが得意
- 12月頃から3月頃にかけて冬眠する。この時、クマは仮死状態になるわけではなく、穴の中でじっとしている。
- 春や秋の冬眠前後は特にエサを求めて活発に活動する。
- 夏期に繁殖行動を行い、冬眠期間中に穴の中で2匹ほど出産する。
- ガソリンなどの強いにおいに誘引されることもある。
▲木に登るクマ ▲クマの足跡
春のクマ対策
春はクマが冬眠から覚め、えさを求めて活動します。福井市内の山はクマの生息地ですので、どこの山林でもクマに出遭う可能性があります。
特に次のことにご注意ください。
- 行き馴れた身近な里山でも、クマとの遭遇に注意を払う。
- 大きな音を出して移動し、クマに自分の存在を知らせる。
- 悪天候の日は、クマも人に気付きにくくなるため、特に注意。
- 山菜はクマも好物。山菜が多いところはクマもよく来る。山菜採りの際は十分注意し、足跡や糞を見つけたら引き返す。
- 山の周辺ではクマの出没情報を確認するなど日頃から注意し、藪や林などの薄暗い場所には近づかないようにする。
- 子グマを見た場合は、近くに必ず母親グマがいるため、刺激しないよう静かにその場を立ち去る。
秋のクマ対策
実りの秋は、クマが冬眠前のエサを求めて活発に活動する季節です。
9月からはブナやクルミ、クリ、ミズナラの林、10月からはヤマブドウ、カキの実がなっているところに多く出没します。
特に次のことにご注意ください。
クマと遭遇しないために
- 出没情報があったところやクマの餌になる実(カキやクリ、ギンナンなど)がなっているところには近寄らない。
- 足跡や糞を見つけたら、その場から立ち去る。
- 山林や藪など見通しの悪い場所には近寄らない。
- 早朝、夕方、夜間や視界の悪い時は、外出を避ける。
- 鈴、拍手、大声、ラジオなど大きな音を出し、自分の存在を知らせる。
- 車庫や小屋は戸を閉め、鍵をかける。(自動ドアは手動に切り替える)
※人の気配を察知すると、手軽に逃げ込める建物に隠れることがある。
※ガソリンなどの強いにおいや漬物に誘引されることがある。
クマを誘引しないために
- 収穫後の農作物、家庭の生ゴミは野外に放置しない。
- 庭先の収穫しないカキやクリなどは放置しないで早めに取り除く。
- 管理できない実のなる木は伐採する。
- 家の周囲でハチの巣を見つけたらなるべく早く取り除く。
- クマの隠れる場所をなくす。(集落周辺の藪や草を刈り払う。集落周辺の木を切り緩衝帯を作る)
秋のクマへの注意情報(動画)
もしクマに出会ったら
クマとの距離が100m以上ある場合
距離がある場合は、まずは落ち着いて観察しましょう。通りすがりのクマであれば、音を出すと驚いて逃げていきます。しかし、子グマがいたり、エサを食べていたりする時に驚かすと襲ってくるので、そっとその場から離れましょう。
クマとの距離が10~100mの場合
まずは落ち着き、ゆっくり後ずさりしましょう。音を出したり、走ったりするとクマがパニックを起こし、襲って来るおそれがあります。
クマとの距離が至近距離の場合
逃げることは困難であるため、クマスプレーがあれば使用し、無い場合はその場に伏せて手やカバンで急所(首)を守り、クマが通り過ぎるのを待ちましょう。
クマを目撃した場合やクマの痕跡を見つけた場合
安全を確保した後、市有害鳥獣対策室(20-5701)、市代表(20-5111)もしくは最寄の警察署にご連絡ください。
クマの出没情報について
福井県では、「福井クマ情報」にて過去のツキノワグマの出没情報を公開しています。メールマガジンに登録すると、クマ出没時には情報を受け取ることが出来ます。
詳しくは、次のページをご覧ください。
福井クマ情報(ツキノワグマ出没情報収集配信システム)(新しいウインドウが開きます)
また、環境省からクマの生態に関するパンフレットが公開されています。併せてご活用ください。
www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/kids/index.html(新しいウインドウが開きます)
お問い合わせ先
農林水産部 有害鳥獣対策室
電話番号 0776-20-5701 | ファクス番号 0776-20-5752
〒910-8511 福井市大手3丁目10-1 市役所本館5階 【GoogleMap】
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