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最終更新日:2021年9月30日

福井市名誉市民・市民栄誉賞


福井市名誉市民の称号は、福井市民または、本市に縁故の深い人で、広く社会の発展、文化の興隆、その他公共の福祉に貢献し、その功績が卓絶し、かつ郷土の誇りとして深く市民から尊敬されている人に対して、その栄誉をたたえるため贈られるものです。

福井市市民栄誉賞は、広く市民から郷土の誇りとして敬愛され、社会に明るい希望を与え、本市の名を高めた人について、その栄誉をたたえ、表彰することにより、市民のふるさと意識の高揚に資することを目的として、平成16年10月に制定されました。

福井市名誉市民 (7名)

故 白川 静 氏白川 静 氏

  • 中国古代文字文化研究家
  • 大手3丁目出身
  • 平成16年 文化勲章受章
  • 平成16年12月22日決定

明治43年福井市佐佳枝中町に生まれ、少年時代を福井市で過ごす。立命館大学を卒業後、同大予科教授に就任。昭和23年に処女論文「ト辞の本質」を発表し、29年に同大学の教授に就任した。その後次々と論文を発表するとともに、三部作とも言われる「字統」「字訓」「字通」を刊行した。
中国最古の文字資料である「甲骨文」を研究し、定説を覆す「白川文字学」を提唱、文字の成り立ちの研究を通じて古代社会や生活様式、人々の世界観を解き明かした。(平成18年10月没)

故 大武 幸夫 氏大武 幸夫 氏

  • 13代福井市長
  • 中央3丁目出身
  • 平成6年 勲三等旭日中綬章受章
  • 平成6年1月28日決定 

昭和21年に名古屋帝国大学医学部を卒業後、22年福井市に奉職し、退職までの間、厚生部長、総務部長を歴任。医師の立場から衛生行政の礎を構築すると共に、円滑な行政運営の推進に寄与した。
49年、福井市長に初当選し、以来連続5期20年にわたり都市開発、教育文化、国際交流の推進等、福井市の繁栄と発展に尽力。北信越市長会長、全国市長会副会長等の要職を歴任し、地方自治の発展に寄与した。(平成6年1月没)

故 奥 梅尾(むめお) 氏奥 梅尾 氏

  • 婦人活動家
  • 田原2丁目出身
  • 昭和40年 勲二等宝冠章受章
  • 平成元年4月23日決定

大正5年に日本女子大学家政科を卒業し、9年に婦人活動をする中で、新婦人協会を結成した。また、12年には職業婦人社を設立するなど婦人運動の草分けとなって勤労婦人の啓蒙活動に取り組んだ。
昭和22年参議院議員に初当選し、以後連続2回当選、18年間議員として女性の地位向上に大きく貢献した。また、23年に主婦連合会を創立して以来、会長として活躍、平成元年6月からは名誉会長を務めた。(平成9年7月没)

故 天谷 直弘 氏天谷 直弘 氏

  • 経済評論家
  • 寮町出身
  • 昭和58年 石橋湛山賞受賞
  • 平成元年4月23日決定

昭和23年東京大学法学部を卒業し、商工省(現在の経済産業省)に入省。56年に退官するまでの間、基礎産業局長、資源エネルギー庁長官、通商産業省審議官を歴任し、エネルギーの対応策に尽力した。
また、福井市をはじめ、国内外の産業、経済の諸問題の解決に中心的な役割を担った。
退官後は、電通総研社長等に就任し、我が国有数のシンクタンクのリーダーとして活躍した。(平成6年8月没)

故 藤田 良雄 氏藤田 良雄 氏

  • 天文学者
  • 照手4丁目出身
  • 昭和53年 勲二等瑞宝章受章
  • 昭和54年5月23日決定

大正10年、福井市足羽小学校を卒業し、昭和6年に東京帝国大学を卒業。在学中は天文学を専攻し世界各地へ赴き観測を続け、14年に理学博士、30年には日本学士院恩賜賞を受賞。また、平成8年に文化功労者に選ばれた。
巨大天体望遠鏡「すばる」の建設に携わるなど、世界の天文学界の頭脳として活躍する一方、市の自然史博物館や市内の学校で指導され、郷土の学術振興にも大きく貢献した。(平成25年1月没)

故 南部 陽一郎 氏南部 陽一郎 氏

  • 物理学者
  • 町屋3丁目出身
  • 昭和53年 文化勲章受章
  • 昭和54年5月23日決定

福井で小・中学生時代を過ごし、昭和17年に東京帝国大学理学部を卒業。25年に大阪市立大学教授になり、27年には米国プリンストン大学に研究生として招かれた。シカゴ大学名誉教授を就任され、素粒子論の研究では世界の第一人者として広く知られた。
永きにわたり理論物理学の発展に尽力され、独自の理論で世界の物理学界に多大な影響を与えた。平成20年、ノーベル物理学賞を受賞した。(平成27年7月没)

故 雨田 外次郎(光平) 氏雨田 外次郎 氏

  • 美術家・筝曲京極流宗家
  • 足羽1丁目出身
  • 昭和43年 勲五等双光旭日章受章
  • 昭和54年5月23日決定

大正5年、東京美術学校彫刻科を卒業し、昭和6年に筝曲京極流宗家を継承。その後、彫刻、ハープ演奏の研究で渡米して活躍し、20年に帰郷。29年には欧州11カ国を歴訪し、邦楽を広く紹介した。
48年には、国の無形文化財(筝曲)に指定されたほか、県の文化財専門委員、福井大学講師を務めるなど、郷土の文化の振興に尽くした。(昭和60年11月没)

福井市市民栄誉賞 (4名)

吉田 正尚 氏

吉田 正尚 氏東京オリンピック2020金メダリスト
令和3年9月30日受賞(28才) ※受賞時

福井市で生まれ、中学校卒業まで居住。麻生津小学校、足羽中学校、敦賀気比高等学校(敦賀市)、青山学院大学出身。平成27年のプロ野球ドラフト会議において、オリックス・バファローズから1位指名を受け、同球団に入団。令和2年には首位打者を獲得した。

栗原 陵矢 氏

栗原 陵矢 氏東京オリンピック2020金メダリスト
令和3年9月30日受賞(25才) ※受賞時

福井市で生まれ、高等学校卒業まで居住。森田小学校、森田中学校、県立春江工業高等学校(坂井市)出身。平成26年のプロ野球ドラフト会議において、福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受け、同球団に入団。令和2年の日本シリーズではMVP(最高殊勲選手賞)を獲得した。

清水 智信 氏清水 智信 氏

  • プロボクシング元WBA世界スーパーフライ級チャンピオン
    (本市出身者としては初)
  • 平成23年10月29日受賞 (30才) ※受賞当時
  • 平成23年9月 福井県スポーツ特別賞

福井市で生まれ、高等学校卒業まで居住。北陸高等学校在学時からボクシング競技を始め、平成16年3月にプロ初試合で勝利を収めた。平成23年8月31日、WBA世界スーパーフライ級王者 ウーゴ・カサレス選手に勝利し、世界王座を獲得した。

主な戦歴等

  • アマチュア時:78戦68勝10敗 25KO プロ時:24戦19勝4敗1分 9KO
  • 平成19年4月 WBC世界フライ級王者 ポンサレック・ウォンジョンカム選手に挑戦 7回棄権で敗戦
  • 平成20年4月 日本フライ級王者 吉田健司選手に判定勝ちし、王座に就く(その後、4度防衛)
  • 平成20年7月 WBC世界フライ級王者 内藤大介選手に挑戦 10回KO負け
  • 平成22年11月 世界戦に集中するため、日本フライ級王座を返上
  • 平成23年8月 WBA世界スーパーフライ級王者 ウーゴ・カサレス選手に挑戦 2対1で判定勝利
    (※その後、右目の怪我が判明し、同年11月より休養王者) 
  • 平成24年4月 同階級正規王者テーパリット・ゴーキャットジム選手と対戦 9回KO負け
  • 平成24年9月 現役引退

高田 稔浩 氏高田 稔浩 氏

  • アテネパラリンピック金メダリスト
  • 平成16年10月5日受賞(39才) ※受賞当時
  • 平成16年10月 厚生労働大臣表彰
  • 平成20年10月 厚生労働大臣表彰

30歳で車いす陸上を始めて以来9年間、日々積み重ねた努力が実り、2004年アテネ・パラリンピック競技大会において、陸上男子T52クラス(足とひじから先が不自由な人の車いす競技)の4種目に出場し、優秀な成績を収めた。

アテネパラリンピック(2004年9月)成績

  • 陸上男子5000メートル(車いすT52) 13分10秒86 金メダル(大会新)
  • 陸上男子400メートル(車いすT52) 1分00秒92 金メダル(大会新)
  • 陸上男子1500メートル(車いすT52) 3分49秒76 銅メダル
  • 陸上男子マラソン(車いすT52) 2時間00分02秒 金メダル(大会新)

北京パラリンピック(2008年9月)成績

  • 陸上男子400メートル(車いすT52) 1分00秒32 銀メダル
  • 陸上男子800メートル(車いすT52) 1分53秒67 銀メダル
  • 陸上男子マラソン(車いすT52) 1時間40分20秒 銅メダル

ロンドンパラリンピック(2012年9月)成績

  • 陸上男子800メートル(車いすT52) 2分02秒64 4位

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