最終更新日:2014年2月17日
ニューブランズウィック市の紹介
直近の交流
2024年12月3日 国際交流プログラム理事が来福
ニューブランズウィック市において国際交流プログラム理事を務めるマイケル・タブリン氏が来福され、市長を表敬しました。
両市の近況を互いに報告したほか、マイケル氏からはニューブランズウィック市長の親書が手渡され、「両市の絆に感謝している」とのメッセージが寄せられました。


2024年1月5日 米国ラトガース大学による表敬
本市の姉妹都市・米国ニューブランズウィック市に所在するラトガース大学において、ウィリアム・ E ・グリフィスの福井などでの足跡をテーマに現地訪問を含めて研究するゼミ形式の授業に取り組んでいる学生ら19名が、商工労働部長を表敬しました。
学生たちは、「ラトガース大学と福井との関係を学んできたので、福井に来られて嬉しい」「魅力的な関係であり、歴史的な絆を学べてよかった」などの感想を語り、ラトガース大学と福井との関係について理解を深めました。


2023年11月5-9日 訪問団が来福(40周年記念)
「福井市・ニューブランズウィック市姉妹都市提携40周年」を記念し、マイケル・タブリン氏を団長とした訪問団7名を受け入れました。一行は日下部太郎・グリフィス像やグリフィス記念館への訪問、写真展鑑賞、養浩館庭園や一乗谷朝倉氏遺跡の観光などを通して福井を満喫しました。日下部太郎とグリフィスが繋いだ両市の絆を確認するとともに、今後のさらなる関係発展を誓いました。
1.ニューブランズウィック市の概要
人口は5.6万人(2024年7月)、面積は15.02km2です。
ニューブランズウィック市のホームページ(英語) https://www.cityofnewbrunswick.org/
「300年の古い歴史と伝統を誇りながらも、新しく生まれ変わりつつある街」 ニューブランズウィック市は、アメリカ合衆国北東部のニュージャージー州のほぼ中心に位置し、ニューヨークから南西へ約50キロメートル離れた小さな市ですが、ニュージャージー州は、別名「ガーデン・ステイト(庭園州)」と呼ばれているように、ラリタン河のほとりの木々の緑に囲まれた、静かな美しい学園都市 です。
市内には、ラトガース大学を中心に11の公立学校と5つの私立学校があり、人口の約半数を学生で占めています。ニューブランズウィック市は、アメリカ合衆国の中でも、最も古い市の一つで、市の歴史は、1681年にジョン・イニアンと彼の仲間がラリタン河のほとりに入植した時から始まります。当時はイニアンズ・フェリーと呼ばれていました。
1716年、イギリス国王、ジョージ1世がドイツのブランズウィック公でもあったことにちなみ、イニアンズ・フェリーをニューブランズウィックと改名しました。市制が正式に施行されたのは1784年です。
ニューブランズウィック市はアメリカの歴史の中にも、数多く登場します。アメリカ独立戦争の際、ジョージ・ワシントンが幾度も市を訪れ、市民を励まし、独立宣言書が、アメリカで第3番目に市民の前で朗読される市となりました。南北戦争の直前、リンカーンが大統領に就任するため、首都ワシントンに向かう途中ニューブランズウィック市に立ち寄り、演説をしました。歴代の大統領がこの市を訪れ、選挙、政治活動を行ってきまし た。
1766年に、ニューブランズウィック市内に創立されたラトガース大学は、アメリカ国内でも有数の歴史を誇り、伝統のある大学です。数多くの著名な人々を輩出してきましたが、中でも、1943年、ワックスマン博士がこの大学の研究所でストレプトマイシン(結核の特効薬)を開発したことが有名です。
ニューブランズウィック市は、古くからニューヨークとフィラデルフィア、首都ワシントンなどの大都市を結ぶ交通の要衝の地にあり、アムトラック鉄道が市と、ニューヨーク、フィラデルフィアと連絡し、市の郊外には数本のハイウェイが走り、交通網が良く発達しています。
市の中心となる産業は、医薬産業で、その関連産業の他、教育産業、ガラス産業、ゴム製品などの産業があります。
2.姉妹都市提携の経緯
慶応3年(1867年)、福井藩初の海外留学生として、日下部太郎が渡米、ニューブランズウィック市のラトガース大学で学びました。留学生としての使命と日本人としての誇りを忘れることなく、日夜勉学に励み、優秀な成績を修めた日下部太郎ですが、貧しい生活の中で、過労から病に倒れ、26歳(数え年)の若さで亡くなってしまいました。
当時、ラトガース大学で日下部太郎にラテン語を教え、交流があったウィリアム・E・グリフィスは、 志半ばで亡くなった日下部の友情に報いるため、福井行きを決断し、福井の藩校である「明新館」で英語や物理、化学などを教えました。熱心で優しい人柄は、当時の福井の人々に慕われていたといいます。彼はまた、福井に日本最初の理科実験室を作り、東京での教師時代には、「皇国」という本を出版し、福井と日本の歴史、文化、風俗を世界に紹介しました。
福井市とニューブランズウィック市とは、日下部とグリフィスの時代からおよそ100年後の昭和49年(1974年)、郷土史を研究していた青年会議所の人々が、日下部太郎の足跡を訪ねるため渡米したことが契機となり、その交流が再び始まりました。
また、福井大学とラトガース大学の間で、昭和56年(1981年)、姉妹大学の盟約が締結され、「日下部太郎・グリフィス学術文化交流基金」などを通じて、研修者、学生の相互派遣など、文化・教育面での交流が続けられてきました。
昭和57年(1982年)5月25日、福井市とニューブランズウィック市の両市長は、両市の永遠の友好を約束し、世界平和と人類の福祉に貢献することを誓い合い、姉妹都市盟約書に調印しました。
3.今日までの主な交流経過
交流年月 |
交流の内容 |
---|---|
1977年10月 |
日下部太郎の100年忌に福井市長参列 |
1980年12月 |
ニューブランズウィック市の300年祭に福井市長が招待される |
1981年10月 |
福井大学とラトガース大学が姉妹大学提携 |
1982年5月 |
ニューブランズウィック市と姉妹都市提携 |
1984年8月 |
ニューブランズウィック市長一行を第31回福井フェニックス祭りに招待 |
1986年5月 |
高校生合唱団「ボーカルダイナミックス」一行が来福 |
1987年8月 |
国際姉妹都市賞受賞(リーダース・ダイジェスト財団) |
1988年8月 |
ニューブランズウィック市長一行を第35回福井フェニックス祭りに招待 |
1988年8月 |
福井放送とNJNニュージャージーネットワークと姉妹局提携 |
1989年4月 |
ニューブランズウィック市長一行を福井市制100周年記念式典に招待 |
1989年5月 |
福井市議会議長一行、ニューブランズウィック市を友好親善訪問 |
1990年3月 |
福井の中・高校生が初めて全米姉妹都市絵画コンクールに作品を出展する |
1991年8月 |
ニューブランズウィック市から6名の中・高校生が夏季交流のため来福 |
1991年8月 |
第1回福井市ジュニア大使3名を派遺。ケーヒル市長表敬訪問 |
1991年10月 |
米国姉妹都市福井市民代表団8名がニューブランズウィック市を訪問 |
1992年7月 |
姉妹都市提携10周年を記念してラトガース大学学長代表団14名が来福 |
1992年10月 |
福井市民代表団9名がニューブランズウィック市を訪問 |
1994年3月 |
第4回福井市ジュニア大使10名を派遣。ケーヒル市長表敬訪問 |
1994年6月 |
ラトガース大学ジマーリ美術館に日下部グリフィス・ジャポニズムギャラリーが完成 |
1994年6月 |
福井市長はじめ市民代表団13名が訪間 |
1995年10月 |
ニューブランズウィック市長(ケーヒル市長)一行が来福 |
1996年7月 |
福井市国際青少年会議出席のため2名の高校生が来福 |
1997年4月 |
第7回福井市ジュニア大使10名を派遺 |
1997年10月 |
ニューブランズウィック市国際交流課長ジェーン・タブリン女史一行が来福 |
1997年11月 |
ニューブランズウィック市から中・高生7名が秋季交流のため来福 |
1998年6月 |
世界震災都市会議にニューブランズウィック市代表団4名が参加 |
1999年7月 |
ニューブランズウィック市女性団3名が来福 |
2000年3月 |
第10回福井市ジュニア大使10名派遣 |
2000年11月 |
教育関係者一行7名来福 |
2002年10月 |
姉妹都市提携20周年記念シンポジウム・記念展開催 |
2002年11月 |
姉妹都市提携20周年を記念して福井市民訪問団24名がニューブランズウィック市を訪問 |
2003年7月 |
第13回福井市ジュニア大使10名派遣 |
2004年4月 |
ニューブランズウィック市国際交流部長ジェーン・タブリン女史一行が来福し、越前時代行列を視察 |
2004年8月 |
ニューブランズウィック市ジュニア大使一行5名が来福 |
2005年10月 |
福井市代表団3名がガラ(姉妹都市の祝典)参加のためニューブランズウィック市を訪問 |
2006年3月 |
第16回福井市ジュニア大使10名派遣 |
2007年8月 |
ジュニア大使9名が来福 |
2007年10月 |
姉妹都市提携25周年を記念して、福井市民訪問団21名と福井市議会訪問団7名がニューブランズウィック市を訪問 |
2007年11月 |
姉妹都市提携25周年を記念して、ジェームズ・ケーヒル市長を代表としたニューブランズウィック市民訪問団が来福 |
2009年3月 |
第19回福井市ジュニア大使10名派遣 |
2012年3月 |
第22回福井市ジュニア大使10名派遣 |
2012年11月 |
姉妹都市提携30周年を記念して、ニューブランズウィック市民訪問団5名が来福 |
2013年10月 |
姉妹都市提携30周年を記念して、福井市代表団16名がニューブランズウィック市を訪問 |
2014年8月 |
姉妹都市提携30周年を契機に、福井市国際文化交流大使(FCA)が1名来福 |
2016年3月 |
第25回福井市ジュニア大使10名派遣 |
2016年8月 |
福井市国際文化交流大使(FCA)2名来福 |
2016年11月 |
ジュニア大使7名が来福 |
2017年10月 |
姉妹都市提携35周年を記念して、福井市代表団12名、福井市民訪問団15名、青年会議所団9名がニューブランズウィック市を訪問 |
2017年11月 |
姉妹都市提携35周年を記念して、ニューブランズウィック市長及び市民訪問団14名が来福 |
2018年8月 |
福井市国際文化交流大使(FCA)1名来福 |
2019年3月 |
第28回福井市ジュニア大使10名派遣 |
2019年11月 |
ジュニア大使6名が来福 |
2023年8月 |
福井市国際文化交流大使(FCA)1名来福 |
2023年11月 |
姉妹都市提携40周年を記念して、ニューブランズウィック市民訪問団7名が来福 |
2024年1月 |
ラトガース大学の学生ら19名が来福 |
2024年12月 |
ニューブランズウィック市国際交流プログラム理事マイケル・タブリン氏が来福 |
お問い合わせ先
商工労働部観光文化スポーツ局 国際室
電話番号 0776-20-5300 | ファクス番号 0776-20-5670
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