最終更新日:2024年7月25日
ひきこもり相談について
「外に出るのが怖い」
「家族に申し訳ない」
「自分に向いていることが分からない」
「人と上手く付き合えない」
「将来が不安。憂うつ」
などの不安を抱えていませんか?臨床心理士等の専門の相談員が、あなたによりそいながら問題解決に向けて取り組みます。
「家族と楽しく暮らしたい」
「ひきこもり本人とどう関わったらいいんだろう」
「本人のことが心配で疲れてしまった」
「どこに相談していいか分からない」
など、ご家族の方と一緒に本人との関わり方を考えたり、関係者からのご相談も受け付けております。
本人や本人に関わる人たちが、孤独・孤立に陥らないよう取り組むことを大事にしています。
相談方法について
■1.来所相談
ひきこもり本人やご家族の方、関係者の方の、よりそいへの来所による相談をおこないます。よりそいには静かな個室もありますので、人の目が気になる方や周りの音が気になる方でも安心してご相談ください。
■2.訪問相談
よりそいまでお越しになることが困難な方には、必要に応じてご自宅や指定の場所への訪問による相談も受け付けます。何度でも行くことができます。
■3.電話やネットによる相談
相談員に会うのか困難な方には、電話による相談や、必要に応じてメールによる相談も受け付けます。
■4.参加支援や就労準備支援
「何かをやってみたい」「誰かと話すのに慣れたい」「仕事をするための準備をしたい」という方には、様々なプログラムをご用意しております。よりそいパソコン教室や、ボランティア活動、作業体験、就労体験など、本人の希望に沿った様々なプログラムがあります。
■5.関係機関への紹介
ご本人様の希望に沿えるように、よりきめ細やかな支援が提供できる様々な関係機関のご案内をさせて頂きます。
■6.就労支援
今すぐお仕事がしたいという方へは、窓口のとなりにある市役所内ハローワーク窓口(福祉就労支援コーナー福井)にて、丁寧な就労支援を行います。模擬面接や履歴書の書き方指導、必要な資格取得への助言、仕事への迷いや不安の相談、企業担当者とのやりとりなど、お仕事に就くための問題をひとつづつ解決し、就労に向けた支援を行います。
支援の例
ケースA 40代 女性
家族より相談があり、ひきこもり本人とどう接していいか分からず会話もなくなったとのこと。
本人との接し方を改善するために「よりそい親の会」に参加することで、本人との会話や心がまえを学ぶことが出来た。本人との関係も自然と改善し、一緒にご飯も食べ会話ができるようになった。
その頃より相談員が家庭訪問を行い、本人と面談をおこなった。相談員が何回か訪問するうちに、親に話しづらいことを相談員には話せるようになった。そして少しお金がほしいと自分の気持ちを伝え、相談員より紹介された就労体験から始めることになった。
現在は手先の器用さを生かして、雑貨の組み立て作業をし、収入を得ることができている。
ケースB 30代 男性
就職中に身体の怪我で長期入院。身体は回復したが、他の社員に迷惑を掛けて申し訳ない思いから、出社が怖くなり退社した。その頃から親と不仲になり、暴言をはいては物に当たるようになった。
ネットで見つけた【よりそい】に勇気を出してメールを送ってみた。
相談員が家庭訪問による面談を何度もおこなった。定期的に相談員に会う事で心の状態も改善し、これまでの自分の気持ちを話せるようになった。
働きたい気持ちはあり、就労支援機関を利用し、徐々に復職への準備を整えた。
現在はとある企業で正社員として働いている。
ケースC 20代 男性
本人は社交不安障害がある。人前に出ると人の目が気になり緊張し「変に思われていないか」「変な恰好をしていないか」などがとても気になり、手の震えが出る。
ネットで見つけた【よりそい】に自分で連絡を入れ、相談員と会う事になる。最初はとても緊張していたが、何回か相談をしていく中で信頼できるようになり色々話せるようになった。
相談員と話すうちに様々な人たちと接してみたい気持ちが強まり、ひきこもり当事者が集まりゲームやレクレーションを楽しむフリースペースに、相談員同行で参加することになった。フリースペースには自分と似たような立場の人もたくさんいることがわかり安心した。
現在は医療機関に通院し社交不安障害の治療をしながら、短時間のアルバイトができている。
令和7年度「よりそい」親の会
ひきこもり当事者のご家族向けに親の会を開催します。お子さんとの接し方を学び、ご家族が上手に暮らせることを目指します。
参加者からは「子どもとの会話や関係を考え直すことが出来た」「同じような立場の人と話せて心強い」「参加できてすごく満足」などの感想が多数寄せられています。
日程 | プログラムタイトル |
4月20日(日) | ひきこもりの基本的な理解 |
5月15日(木) | CRAFT:問題行動の理解 |
6月15日(日) | CRAFT:安心できる関係づくり |
7月17日(木) | CRAFT:ポジティブなコミュニケーションスキルの獲得 |
8月 | ひきこもり当事者のご家族のお話(予定) |
9月18日(木) | CRAFT:家族自身の生活を豊かにする |
10月19日(日) | 発達障害の正しい理解 |
11月20日(木) | CRAFT:上手にほめて望ましい行動を増やす |
12月21日(日) | 親なきあと、本人の生活を考える~制度や福祉サービスの紹介~ |
1月15日(木) | 親なきあと、本人の生活を考える~家計のやりくりや試算方法の紹介~ |
2月 | 福祉的就労のお話(予定) |
3月19日(木) | CRAFT:相談機関の利用を上手に勧める |
※内容は状況により変更することがあります。こちらでご確認ください。
日時 偶数月 第3日曜日 10時~12時
奇数月 第3木曜日 14時~16時
会場 福井県社会福祉センター4階
第1技能習得室(和室)
対象 福井市にお住まいのご家族および支援者
参加費 無料
1回だけの参加、途中からの参加も可能です。関係機関の同行も歓迎です。見学もできます。内容を聞きたい方もお気軽にお問い合わせください。
※大勢の中だと抵抗がある方には、個別相談もできます。
令和7年度親の会チラシはこちら(PDF形式 3,501キロバイト)
過去のチラシはこちら(PDF形式 379キロバイト)
令和7年度「よりそい」フリースペース
人や社会とのかかわり方に悩んでいる方が、気軽に安心して過ごせる居場所です。
おしゃべりや読書・ゲーム・映画鑑賞など過ごし方は自由です。
日程
第1回 |
4月23日 |
第7回 |
10月22日 |
第2回 |
5月28日 |
第8回 |
11月26日 |
第3回 |
6月25日 |
第9回 |
12月24日 |
第4回 |
7月23日 |
第10回 |
1月28日 |
第5回 |
8月27日 |
第11回 |
2月25日 |
第6回 |
9月24日 |
第12回 |
3月25日 |
状況により日程を変更することがあります。こちらでご確認ください。
会場 福井市福祉総合ボランティアセンター 研修室A・B(ハピリン4階)
対象 人や社会とのかかわり方に悩んでいる方
参加費 無料
途中参加・退出も可能です。内容など気になることがございましたら、お気軽にお問合せください。
令和7年度フリースペースチラシはこちら(PDF形式 1,712キロバイト)
関連サイト
お問い合わせ先
福祉健康部 福祉総合相談室 よりそい
電話番号 0776-20-5580 | ファクス番号 0776-20-5708
〒910-8511 福井市大手3丁目10-1 市役所別館3階 【GoogleMap】
業務時間 平日8時30分から17時15分
ページ番号:024798