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最終更新日:2016年11月14日

福井市景観賞2016表彰作品について


福井市景観賞とは・・・

「福井市景観賞」は、福井市の優れた街並みや風景を維持・創出することで、景観づくりに対する市民意識を高めることを目的に、周りの景観に調和した建物などや、美しい街並みづくりを先導するような取り組み、またそのような景観を守り・育んでいる活動などを市民の方々から幅広く募集し、より優れたものを表彰する制度です。

福井市景観賞2016の概要

 募集期間:平成28年2月22日(月)~6月30日(木)
 応募総数:54件(まちなみ部門 41件、風景部門 13件)
  1次審査:7月25日(月)
  2次審査:8月23日(火)
  表彰式  :10月31日(月) 午後2時から
      ハピリンホール

まちなみ部門

大山クリニック 

  • 賞区分 部門賞  (※特別賞の福井県建築士会長賞も受賞)
  • 所在地 福井市西方2丁目19-3
  • 所有者 大山 伸幸 
  • 設計者 小笠原弘建築計画
  • 施工者 株式会社活衛工務店
    大山1大山2   大山3

     和田小学校近く城の橋通りから一本小道に入ると、広々とした駐車場と平屋で開放感溢れる「大山クリニック」はある。一見クリニックとは感じさせないカフェの様な外観である。看板はガラス製で、温かい電球色で24時間ライトアップされている。外観は天空につながるホワイトと落ち着いた樹木の色を使用し、周辺環境に心細やかな配慮が施され、調和が図られていることから、景観の資質向上に大きく寄与している先導的事例である。

    (講評 加藤 美子)

     158号線を中心とした豊かな田園地帯にあって、近年市街化が進む和田地区の閑静な住宅街に、近くまで行かないと病院とはわからない、病院らしくない、“オッ”と思わせる斬新なデザインの「大山クリニック」がある。建物はゆったりした敷地に建っており、シンプルで現代的な発想の24時間ライトアップされた植栽とのバランスも図られ、周辺の新しい住宅や既存の建物との融合が感じられる。訪れる患者に対する「癒し空間」の提供は勿論のこと、和田小学校に通う子供たちにも、すばらしい景観を提供していると思う。

    (講評 歌門 敬二)

    しんたな館

  • 賞区分 奨励賞
  • 所在地 福井市種池町3-124-1
  • 所有者 新種池自治会
  • 設計者 株式会社VANS
  • 施工者 山﨑建設株式会社

    しんたな館1

    しんたな館2しんたな館3

     低層の家々が並ぶ住宅地の角地に建つ、縁側が特徴的な集会所である。周辺のまちなみに溶け込む平屋の木造建築で、吹抜けを伴う2階がある。広い間口には、思わず腰かけておしゃべりしたくなる軒下と「まちの縁側」がある。土足で入れる「まちかどサロン」と称する交流室は実に開放的で、「まちのキッチン」や大広間に続く内部への好奇心をかきたてる。コンセプトは、世代を超えた地域の再構築の場として、「賑わい」そのものを新たな「まちなみ景観」とすること。住民参加でつくられ温かい交流に心を尽くす人々が集い合うしんたな館は、ぬくもりと心地よさとが昔懐かしい「まちなみ景観」となり、ひいては未来の「まちの景観」へと続いている。

    (講評 鈴木 奈緒子)

  • ハピリン

  • 賞区分 奨励賞
  • 所在地 福井市中央1丁目2-1
  • 所有者 ハピリン管理組合
  • 設計者 株式会社アール・アイ・エー名古屋支社
  • 施工者及び設計協力 株式会社竹中工務店名古屋支店ハピリン1 ハピリン2ハピリン3

     県都福井の玄関口に建ち、JR福井駅や駅西口広場との見事な一体感を醸し出す複合施設「ハピリン」は、近々の福井国体開催や北陸新幹線福井開業を見据え、県内外の来訪者へ“つるつるいっぱい”のおもてなし空間を形成している。ぐっとせり上がった屋根が特徴的なハピテラスとプラネタリウムを象徴する球体は、新時代のランドマークであり、新しいまちなみ景観を形成している。「ハピリン」に集約される駅西口広場一帯の眺めは、限られた敷地での景観に配慮したコンパクトシティ福井そのものではなかろうか。また「ハピリン」は、東口のアオッサと福井駅前商店街をも結び、まさに人々が出会い集う場所として、豊かな賑わいの創出に大きく寄与している。

    (講評 歌門 敬二)

    風景部門

  • 照手・木町さくら並木通りライトアップ

  • 賞区分 部門賞
  • 所在地 福井市照手1~3丁目
  • 活動者 越前湊さくら祭実行委員会

    照手木町1 照手木町2照手木町3

     50基の手作りあんどんが、ここ照手・木町さくら並木通りに並ぶ。開花から越前湊さくら祭までの間、桜をひきたてる静かな灯りだ。夜の回遊性を生み出そうと地区の有志が始めた活動である。通行車の安全や近隣の安眠を損ねないように遮光シートを用い、耐久性を保つためにLEDの防水加工を手作業で行う。地区内外の企業、団体、個人からの協賛金がこの活動を支えている。たのしみは皆と共によさこいで元気一杯踊っているとき―あんどんには、小学生たちが描いた独楽吟―。さらには、対岸の足羽河原並木と合奏する回遊をいざなう。静かな灯りの中に落とし込んだ、細かな気配りや持続的な意欲が、これからのライトアップのあり方を、まさに照らし出しているのだ。

    (講評 鈴木 奈緒子)

  • ちぐさ公園

  • 賞区分 奨励賞
  • 所在地 福井市北四ツ居1丁目23
  • 管理者 福井市建設部公園課

    ちぐさ公園1

    ちぐさ公園2ちぐさ公園3

     福井市北四ツ居の閑静な住宅街に、1.2haという広大な面積の「ちぐさ公園」がある。周囲には車両進入禁止の道路がたくさんあり、人々が早朝よりウォーキングやランニングなどを満喫している。公園の中にはテニスコート、ゲートボール場といったスポーツ施設や楽しい遊具、四季を通して鑑賞できるたくさんの種類の樹木があり、多くの市民に利用されている。また、この公園は、荒川の増水時の洪水調整池としての機能も兼ね備えている。今後も市民の憩いの場であるとともに、多機能な公園として愛され続けていくことであろう。

    (講評 中村 潤一)

    特別賞 

    フレッシュタウン高木中央のまちなみ

  • 賞区分 福井県造園協会長賞
  • 所在地 福井市高木中央2丁目3701番地一帯 
  • 管理者 高木茶畔自治会

    高木1

    高木2高木3

     福井市内に、こんなにも、植栽やレンガで統一された街並みが他にあるだろうか?昭和63年の分譲開始当初から30年近く経過した今でも、地域全体で当初からの敷地のセットバックと植栽帯が守られている。車社会で一家に複数台の車の所有が当たり前の現在でも、一軒に1台の駐車スペースや緑地を守ることで街並み景観を保っている。住民の方は「メンテナンスが大変です」と言いながらも、どこかしら誇らしげな顔をされていたのが印象的であった。今後も市民に愛される、この素晴らしい街並みを維持していっていただきたいと思う。

    (講評 中村 潤一)


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    Eメール: tosiseibi@city.fukui.lg.jp  

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