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最終更新日:2024年11月14日

景観重要樹木について


福井市では、景観を形づくる上で重要な価値のある樹木を福井市景観条例に基づき福井市都市景観重要建築物等指定物件の景観重要樹木として指定しています。
この制度は優れた景観が全ての市民にとって、かけがえのない財産であることを認識していただき、また、所有者におかれては、景観的な価値を再認識していただいて、魅力ある福井市の景観形成のため、維持保全に努めていただくものです。
福井市では現在10件指定しています。(令和6年11月14日現在)

景観重要樹木一覧

指定日           名称              所在地
平成11年12月22日 青木家の屋敷林 脇三ヶ町25-19
平成11年12月22日 足羽川桜並木 毛矢1丁目1-13地先 ~ 明里町11-22地先
平成11年12月22日 駅東大通りケヤキ並木 手寄1~2丁目
(一般県道 福井停車場勝見線)
平成11年12月22日 春日神社のタブノキ 小丹生町45-1
平成11年12月22日 木町通り桜並木 照手1~3丁目
((都)本町明里線)
平成11年12月22日 畑仲家のしだれ桜  徳光町35-23-1
平成15年11月20日 御嶽山の原生林 鮎川町133-1-1他
平成15年11月20日 公園通りの桜並木 運動公園1~4丁目
平成15年11月20日 さくら通りの桜並木 米松1丁目~飯塚町
平成15年11月20日 高雄神社の栂の大木 本堂町5-10

指定樹木詳細

青木家の屋敷林

所在地:脇三ヶ町25-19  
対 象:
サクラ、クスノキ、アカマツ、モミノキ、ケヤキ、シラガシ 等
特 徴:青木家は嘉永四年(1851)創業の青木蘭麝堂という薬用酒醸造元である。この付近は、過去に足羽川の氾濫を受けた地域で、堤防が完成した頃に屋敷林は植樹された。水路と白壁土堀におおいかぶさるように繁茂する屋敷林は、のどかな農村風景にアクセントを付けている。中でもクスノキは特筆に値し、これだけ大きなものは市内に少ない。

足羽川桜並木

所在地:毛矢1丁目1-13地先 ~ 明里町11-22地先
対 象:バラ科サクラ属ソメイヨシノ(落葉高木)
特 徴:この桜並木は、昭和27年(1952)~28年(1953)の福井震災復興記念事業として、植樹された。足羽川堤防左岸の延長約2キロメートルにおよぶ遊歩道で、桜が開花する春先には一斉に咲き乱れ、見事な桜のトンネルとなり、人々を楽しませてくれる。平成2年には、㈶日本桜の会による「さくらの名所100選」に選ばれている。

駅東大通りケヤキ並木

所在地:手寄1~2丁目(一般県道 福井停車場勝見線)
対 象:ニレ科ケヤキ属(落葉高木)
特 徴:このケヤキ並木は、福井駅から東に向かう城東橋までの駅東大通りにある。 通りの中央分離帯に25本のケヤキが植樹されている。この並木は、駅東に県都玄関口としての風格を備えるとともに、都心部の緑の少ない空間に四季に応じた彩りを添えている。

春日神社のタブノキ

所在地:小丹生町45-1
対 象:クスノキ科タブノキ属(常緑高木)
特 徴:この巨木は、日本海の潮風の直撃を受ける越前海岸の断崖絶壁にそびえ立ち、長年の風雪に耐えて猛々しく枝を張っている。その姿は、ここに住む人々に勇気を与えてきた。海岸沿いの集落や国道305号線から見ると、春日神社の森の中でひときわ大きくそびえている。地元では、クスダモの木と呼ばれ、親しまれてきた。

木町通り桜並木

所在地:照手1~3丁目(都)本町明里線
対 象:バラ科サクラ属ソメイヨシノ(落葉高木)
特 徴:この桜並木は、昭和28年(1953) 道路改良工事に際して、街路樹として植栽された。桜の開花する春先には、一斉に咲き乱れ、市民の目を楽しませてくれる。福井市の代表的な街路樹風景の一つである。

畑仲家のしだれ桜 

所在地:徳光町35-23-1
対 象:バラ科サクラ属シダレザクラ(落葉高木)
特 徴:このシダレザクラは、畑仲家住宅の庭園にあるが、県道徳光・鯖江線に隣接していて、樹形の全容が良く見える。 春先に開花した時のあでやかさは素晴らしく、周辺の住民はもとより、わざわざ市民が訪ねてくることもあるという。

御嶽山の原生林

所在地:鮎川町133-1-1他
特 徴:国道305号を南下すると、この原生林が越前海岸にせり出すように現れてくる。越前海岸の三大原生林の一つであり、日本海を往来する舟人から「神の山」として厚い信仰を受けてきた。日本海の風雪に耐え抜いてきた木々が、御嶽山を力強く覆っており、青い海とその緑が創り出す景観は人々から親しまれている。

公園通りの桜並木

所在地:運動公園1~4丁目
対 象:バラ科サクラ属ソメイヨシノ
特 徴:この桜並木は、福井運動公園の西側に位置する住宅団地の中にある。昭和43年に開催された福井国体にあわせて、約1.5kmにわたる公園通りの歩道に約150 本植栽された。この並木の四季に応じた変化は、通りの周辺に住む人々の生活に潤いを与え、特に春先には見事な桜のトンネルが人々を楽しませてくれる。

さくら通りの桜並木

所在地:米松1丁目~飯塚町
対 象:バラ科サクラ属ソメイヨシノ(落葉高木)、バラ科サクラ属 (落葉高木)
特 徴:福井市の代表的な桜並木である。多くの市民はこの桜の開花を見て春の訪れを感じてきた。さくら通りは福井市の中心部を東西に横断する幹線道路であり、日頃はあわただしく人や車が往来しているが、桜が咲き乱れる頃にはゆっくりとした時間が流れる憩いの空間となる。

高雄神社の栂の大木

所在地:本堂町5-10
対 象:マツ科ツガ属ツガ(常緑高木)
特 徴:高雄神社の石段を登ると拝殿の横に大木がそびえたっている。樹齢約500年、高さ約30m、幹周り約5mの栂の木が、藤の蔦を巻きつけながらもそびえたつ姿は、自然の たくましさを感じさせてくれる。地区のシンボルとして古くから人々に親しまれている。

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