令和5年度 生涯学習課事業実施方針

本市では、幾度の災禍を乗り越えて復興を成し遂げた不屈の精神「不死鳥のねがい（福井市市民憲章）」を基底とし、「誰一人として取り残さない」社会の実現を目指して国際目標として定められた「持続可能な開発目標」（SDGs）の理念も踏まえながら、「第八次福井市総合計画」（令和4年度から令和8年度まで）の将来都市像として「みんなが輝く 全国に誇れる ふくい」を掲げてまちづくりを進めていく。

その中で、令和6年春の北陸新幹線福井開業を直近に控え、福井を訪れる方々を迎え入れ、開業効果を最大限に引き出すための取組をより一層力強く進める必要がある。

また、本格的な人口減少社会や人生100年時代の到来に応じた、持続可能で活力ある地域づくりにも併せて取り組んでいく必要がある。

このような状況を踏まえ、生涯学習課では、SDGsを念頭に置きながら様々な地域課題の解決を目指し、市民への生涯学習支援を効果的かつ継続的に実施する。また、コロナ禍において低減した地域住民への学習機会の提供と学習意欲の高揚を促し、その学習成果が実生活や地域社会に還元されるとともに、ひいてはSDGsの達成につながるよう、地域コミュニティの中核的な活動拠点である公民館において、現代的・地域的課題を取り上げた教育事業を充実させていく。

さらに、地域住民自らが策定した「地域未来づくりビジョン」の実現に向けて、公民館が地域のコーディネーターとしての役割を果たすことにより、住民の自治能力育成や、住民主体のまちづくり推進につなげていく。

以上により、次の4つの方針に沿って、市民の生涯学習活動を積極的に支援していく。

1 学習ニーズと地域課題に対応した学習機会の提供

2 住民が主体となった地域活動への支援

3 公民館の運営体制の充実

4 だれもが利用しやすい生涯学習施設の充実