最終更新日:2024年5月28日
農作業中の熱中症に注意しましょう!
夏場の暑い中での農作業は、熱中症を生じる恐れがあります。
農作業中の熱中症による死亡者は、最高気温が30度を超える日が多い7、8月に集中しており、比較的農作業がしやすい4、5、6月においてもビニールハウス内等で熱中症による死亡事故が発生しています。
死亡者数は、全国で毎年約30名発生しており、年代別では70歳代以上が大多数を占めている状況にあります。
熱中症を予防するには、水分を取ることと、体温の上昇を抑えることが基本で、気温が上がってきたときの体調管理は極めて重要となります。また、天気や気温を確認するとともに、熱中症警戒アラートが発表されていないかを確認して、一日の作業内容を考えることも重要です。
熱中症を予防のポイント
暑さを避ける
高温時の作業は極力避け、どうしても作業を行う場合は、日陰や風通しの良い場所、エアコンの効いた部屋で行える場所にしましょう。
こまめな水分、塩分補給
喉の渇きを感じる前に、こまめな水分補給を行い、水分だけでなく塩分の補給を心がけましょう。
単独作業は避ける
高齢者は若者に比べ、暑さや喉の渇きを感じにくくなっています。周囲の人は積極的に声をかけましょう。
熱中症対策アイテムを活用する
熱中症警戒アラートを活用しましょう
熱中症の疑いがあったら
立ちくらみや脱力感等の症状を感じたら、
- 作業を中断する
-
応急処置
・涼しい環境へ避難 ・衣類をゆるめ体を冷やす ・水分、塩分を補給 -
病院へ行く
意識がない、自力で水が飲めない、応急処置をしても症状が改善しない場合は医療機関を受診
労働安全衛生規則の改正について
熱中症の重篤化を防止するため、 労働安全衛生規則が改正され、令和7年6月1日から施行されます。この改正により、事業者に対して以下の措置が罰則付きにて義務付けられます。
※事業者には、労働者を雇用する農業者や農業法人も含まれます。
- 体制整備
・熱中症の自覚症状のある作業者や熱中症のおそれがある作業者を見つけた者が、その旨を報告するための体制整備 - 手順作成
・作業場における緊急連絡網や緊急搬送先の連絡先及び所在地等の把握
・作業離脱、身体冷却、医療機関への搬送等、熱中症による重篤化を防止するために必要な実施手順の作成 - 関係労働者への周知
・報告体制や対応手順を朝礼等にて周知、掲示物等を用いた情報提供、熱中症予防教育の実施
※この規則の対象となるのは「暑さ指数28度以上又は気温31度以上の環境下で連続1時間以上又は1日4時間を超えての実施」が見込ま
職場における熱中症対策の強化について(パンフレット版)(PDF形式 6,362キロバイト)
職場における熱中症対策の強化について(リーフレット版)(PDF形式 1,448キロバイト)
「熱中症」対応フロー掲示用をご活用ください
実際の農業現場においては、具体的な行動手順を記載した「熱中症」対応フローを事務所等に掲示することが有効となります。つきましては、農林水産省が作成した「熱中症」対応フロー 掲示用に必要事項を記載して事務所や作業場等でご活用ください。
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- 熱中症予防情報サイト(環境省HP) (新しいウインドウが開きます)
- 熱中症にご注意ください!(福井市健康管理センターHP) (新しいウインドウが開きます)
お問い合わせ先
農林水産部 農政企画課
電話番号 0776-20-5420 | ファクス番号 0776-20-5740
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