最終更新日:2024年4月11日
ノロウイルスにご注意ください
ノロウイルスについて
秋~冬季に集中して、ノロウイルス等による感染性胃腸炎が増加します。ノロウイルスは、汚染された食品や、感染者の吐物・排泄物、それらを処理した人の手などから感染が拡大していく感染症です。
予防のためのポイントは「持ち込まない」「つけない」「やっつける」「拡げない」ことです。
感染経路
このウイルスの感染経路はほとんどが経口感染で、次のような感染様式があると考えられています。
- 患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつから人の手などを介して二次感染した場合
- 家庭や共同生活施設などヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ飛沫感染等直接感染する場合
- 食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者などが含まれます。)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合
- 汚染されていた二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
- ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合
特に、食中毒では3.のように食品取扱者を介してウイルスに汚染された食品を原因とする事例が、近年増加傾向にあります。
また、ノロウイルスは 3. 4. 5. のように食品や水を介したウイルス性食中毒の原因になるばかりでなく、1. 2. のようにウイルス性急性胃腸炎(感染症)の原因にもなります。この多彩な感染経路がノロウイルスの制御を困難なものにしています。
症状と予防について
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染します。潜伏期は1日~2日で、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。発熱は軽度で、健康な方の多くは1日から2日で改善しますが、子どもやお年寄りなどでは脱水症状を起こすことや、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
患者のふん便や吐ぶつには大量のウイルスが排出されるので、
- 食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
正しい手洗いについては、動画(新しいウインドウが開きます)でも学ぶことができます。
(詳しくはこちら(新しいウインドウが開きます)をご覧下さい) - 下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
(詳しくはこちら(新しいウインドウが開きます)をご覧下さい) - 胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐ぶつを適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。
(詳しくはこちら(新しいウインドウが開きます)をご覧下さい)
特に、子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。(詳しくはこちら(新しいウインドウが開きます)をご覧下さい)
また、調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう。(詳しくはこちら(新しいウインドウが開きます)をご覧下さい)
治療について
関連リンク
- ノロウイルス等検出状況2022年2023年シーズン
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-noro.html(新しいウインドウが開きます) - ノロウイルスに関するQ&A(最終改定:令和3年11月19日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html(新しいウインドウが開きます)
お問い合わせ先
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