最終更新日:2025年7月24日
腸管出血性大腸菌に注意しましょう
腸管出血性大腸菌に注意しましょう
腸管出血性大腸菌感染症は、6月~10月に多発する傾向にあり、2次感染しやすい病原菌です。
感染や感染拡大を防ぐために、次の点を守ってください。
- 生の食肉や、加熱不十分な食肉を食べることは控えましょう。特に、高齢者や乳幼児は、抵抗力が低いため食べさせてはいけません。
- 食肉等を調理するときは、中心部まで十分に加熱しましょう。
- 調理の前、食事の前には、必ず手を洗いましょう。
- 調理器具の洗浄、消毒を十分に行いましょう。
- 血便等の腸管出血性大腸菌感染症が疑われる症状を発症した場合、なるべく早く医療機関を受診しましょう。
- 水道水以外の水(飲用井戸水など)は煮沸するなど、消毒してから使いましょう。
- 牧場などで動物や柵、砂・土等に触った後は、必ず手を洗いましょう。
腸管出血性大腸菌感染症について
感染経路
病原体に汚染された食品を摂取することによる経口感染。また、保菌者のふん便からの二次感染もあります。
潜伏期間
2~5日(最大12日)
症状
主に水様性下痢と腹痛で発症します。翌日に血便がみられることもあり、鮮血を多量頻回に排出する場合も多いです。 嘔吐や38度台の発熱を伴うこともあります。
治療方法
腸炎、HUS(溶血性尿毒症症候群)ともに対症療法が最も重要です。
- 安静にし、水分を補給し、消化しやすい食事を摂取します。
- 水分もとれない場合は、輸液をすることもあります。
- 菌を体外に排出するために、下痢止めや痛み止めの薬の使用は控えましょう。
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お問い合わせ先
福祉健康部保健衛生局 地域保健課(保健予防係)
電話番号 0776-33-5184 | ファクス番号 0776-33-5473
〒918-8004 福井市西木田2丁目8-8 【GoogleMap】
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