最終更新日:2025年3月10日
結核に関するQ&A
結核の基本情報
結核とは?
結核とは結核菌が体の中に入り込むことで起きる病気です。
「感染」しただけでは他者に感染を拡げることはありませんが、「発病」に至った場合、他者に感染を拡げることがあります。
「感染」と「発病」の違い
「感染とは」
結核菌を吸い込んだ場合でも、鼻やのどに結核菌がくっついてしまえば、感染はしません。
結核菌を吸い込み、肺の奥まで入り込んで定着した状態を「感染」といいます。
この状態では結核菌は特に人体に影響を起こさず、他者への感染もありません。
「発病」とは
結核菌が体内で増えて、病気を引き起こした状態をいいます。
肺結核の場合、咳や痰等の症状が現れると、体内の結核菌が空気中に吐き出されるようになります。
この状態では結核菌を体外へ排出するため、他者に感染を引き起こす場合があります。
「感染」した人は誰でも「発病」するのか
感染した人に十分な免疫があれば、発病には至りません。
一般には感染した人のうち約8割は一生発病することなく過ごします。
免疫力の低下がおこると、発病することもありますが、感染した人のうち発病には至らないことが多いです。
また、感染している状態を検査で明らかにすることができれば、薬の内服によって発病に至る可能性をさらに下げることもできます。
Q&A
Q1:結核はどのように感染しますか
結核を発病している人が、咳やくしゃみをすると結核菌を含んだ小さな飛沫(しぶき)が吐き出されます。
この飛沫の水分が蒸発して、結核菌が空気中を漂います。その浮遊している結核菌を他の人が吸い込むと感染します。(空気感染)
接触感染はしませんので、患者さんが使用した物を消毒する必要はありません。
この飛沫の水分が蒸発して、結核菌が空気中を漂います。その浮遊している結核菌を他の人が吸い込むと感染します。(空気感染)
接触感染はしませんので、患者さんが使用した物を消毒する必要はありません。
Q2:結核はどんな症状が出ますか
初期のうちは風邪に似た、咳、痰、微熱、寝汗、だるさ等の症状が出ます。
2週間以上このような症状が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
2週間以上このような症状が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
Q3:結核は治りますか
結核は治療方法が存在し、薬を正しく飲むことができれば治療できます。
病状に応じて、入院または通院で治療を行います。一般的には3~4種類の薬(抗結核薬)を6~9か月毎日内服することで治すことができます。
病状に応じて、入院または通院で治療を行います。一般的には3~4種類の薬(抗結核薬)を6~9か月毎日内服することで治すことができます。
Q4:結核を予防するためにはどうしたらいいですか
結核に感染する前に、あらかじめ結核に対する抵抗力をつけるため、BCGワクチンを接種しましょう。
BCGワクチンは乳幼児の重症な結核(髄膜炎や粟粒結核)を防ぐために有効です。
生後1歳未満(5~8か月が推奨)に1回接種します。
BCGワクチンは乳幼児の重症な結核(髄膜炎や粟粒結核)を防ぐために有効です。
生後1歳未満(5~8か月が推奨)に1回接種します。
Q5:結核について日常生活で気を付けることはありますか
結核は「早期発見」「早期治療」が大切とされています。
Q2のような場合は医療機関を受診することや、症状がない場合でも市や職場などで行う健診(胸部レントゲン検査)を定期的に受けることが大切です。
また、結核に感染していたとしても、発病しなければ生活に影響を与えることはないので、免疫力の維持向上が大切です。
栄養バランスの取れた食事、規則正しい生活、適度な運動、禁煙等免疫力を低下させないようにしましょう。
高齢者、乳幼児、その他免疫力の落ちている人(糖尿病、人工透析、免疫抑制剤使用、胃切除など)は日ごろからの健康管理に注意しましょう。
Q2のような場合は医療機関を受診することや、症状がない場合でも市や職場などで行う健診(胸部レントゲン検査)を定期的に受けることが大切です。
また、結核に感染していたとしても、発病しなければ生活に影響を与えることはないので、免疫力の維持向上が大切です。
栄養バランスの取れた食事、規則正しい生活、適度な運動、禁煙等免疫力を低下させないようにしましょう。
高齢者、乳幼児、その他免疫力の落ちている人(糖尿病、人工透析、免疫抑制剤使用、胃切除など)は日ごろからの健康管理に注意しましょう。
Q6:その他について問い合わせたい
【結核専用】お問い合わせフォーム(新しいウインドウが開きます)からお問い合わせください。
原則3開庁日以内に回答いたしますが、問合せが込み合っている場合は、回答に時間がかかる場合があります。
原則3開庁日以内に回答いたしますが、問合せが込み合っている場合は、回答に時間がかかる場合があります。
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お問い合わせ先
福祉健康部保健衛生局 地域保健課(保健予防係)
電話番号 0776-33-5184 | ファクス番号 0776-33-5473
〒918-8004 福井市西木田2丁目8-8 【GoogleMap】
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