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最終更新日:2024年5月27日

手足口病に注意しましょう


手足口病とは

手足口病はその名のとおり、手や足、口の中に水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。

感染経路

飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口の中に入って感染すること)が知られています。特にこの病気にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。

症状

3~5日の潜伏期間の後、口の中、手のひら、足底又は足の甲などに2~3mmの水疱性の発疹が現れます。発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常ありません。ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気です。しかしまれですが、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状が出ることがあります。手足口病にかかったこどもの経過を注意深く観察し、合併症に注意する必要があります。

治療

特別な治療方法はありません。症状に応じた治療を行います。しかし、まれに髄膜炎や脳炎などの中枢神経系の合併症などが起こる場合があるため、経過観察をしっかりと行い、高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこが出ない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

予防

予防接種はありません。一般的な感染対策は、手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理することです。治った後も比較的長い期間、便の中にウイルスが排泄されます。又、感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあると考えられることから、日頃からのしっかりとした手洗いが大切です。手洗いは流水と石けんで十分に行ってください。また、タオルの共用はしてはいけません。

外部リンク

厚生労働省:手足口病に関するQ&A(新しいウインドウが開きます)

国立感染症研究所:手足口病とは(新しいウインドウが開きます)

お問い合わせ先

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