ホーム 観光・文化・イベント文化文化財保護福井県指定文化財 賀茂神社大鳥居 保存修理事業

最終更新日:2020年3月31日

福井県指定文化財 賀茂神社大鳥居 保存修理事業


 賀茂神社は福井市加茂町に鎮座し、京都の上賀茂神社、下鴨神社と関わりを有する古社です。福井県指定文化財(建造物)の大鳥居は、境内南側に位置し、柱間6. 7m、高さ8. 1mの規模をもつ大型の木造両部鳥居で、材は神社境内の大杉を用いたとされます。 建立は元禄年間(1688~1704年)と伝わり、素朴で豪放な様子から、その頃の建立とみられます。県内では、敦賀市の気比神宮大鳥居(1645年/重要文化財)に次ぐ規模と古さを有し、県内における木造両部鳥居の遺構として貴重なものです。

賀茂神社大鳥居修理工事竣工(令和2年11月10日)
大鳥居

事業概要
 事業主体  宗教法人 賀茂神社
 工事期間  令和2年8月~11月

修理の内容
 柱の根元や貫穴が腐朽し、構造的な振れや倒れが目立ち、放置すれば倒壊する危険性も指摘されました。
 今回の修理では、大鳥居を解体し、本柱根元の腐朽部分への樹脂注入強化、脇柱根元の根継ぎ材交換、貫穴の補修、脇柱笠石の補修、瓦の葺き替え、塗装の塗り替えなどを行いました。


修理前写真(平成30年7月)
賀茂神社大鳥居

賀茂神社大鳥居の解体(令和2年8月27日)
賀茂神社大鳥居修理


関連記事

お問い合わせ先

教育委員会事務局 文化財保護課
電話番号 0776-35-1015ファクス番号 0776-35-1017
〒918-8026 福井市渕4丁目748 【GoogleMap】
業務時間 平日8:30~17:15

メールでのお問い合わせはこちら

ページ番号:022528