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最終更新日:2009年1月17日
中根雪江像
所在地:福井県福井市宝永4丁目神明公園内
中根雪江 (1807から1877)
幕末の福井藩重臣、明治政府初期の参与。文化4年(1807)上級武士の長男として城下に生まれた。
名を師質といい雪江は号である。学問を好み、儒教のみならず、平田篤胤に師事し国学を修めた。
天保9年(1838)松平春嶽(慶永)が新藩主に迎えられると、春嶽の教育に力を注ぎ、また、窮乏していた藩財政の立て直し等に尽力した。
幕末の困難な時局には、側用人として春嶽を補佐した。安政大獄により春嶽が隠居謹慎処分となると藩政の第一線を退くが、春嶽が政事総裁職として政界に復帰すると、側近として参勤交代制の緩和や公武間の維持、発展を図った。
慶応3年(1867)12月、新政府の参与となったが、徳川家の処遇等の問題で薩長閥と対立し、翌年免じられた。
「昨夢紀事」、「再夢紀事」、「丁卯日記」、「戊辰日記」等の修史事業があり、いずれも維新史研究の上での貴重な史料となっている。
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