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最終更新日:2026年7月15日
「福井市宿布発電所跡公園」のご案内 -福井に初めて電気の灯りを届けた地-

(写真提供:株式会社熊谷組)
明治32 年(1899)に県内初の発電所として水力発電を始め、福井に初めて電気の灯かりを届けた「宿布(しゅくぬの)発電所」の跡地である「福井市宿布発電所跡公園」をご紹介します。
本施設は、当時発電所の建設に携わった株式会社熊谷組が、令和元年(2019)に跡地を整備し、福井市へ寄贈いただきました。
当時の水車や発電機の展示、貯水池跡など、水力発電のしくみや歴史を学べる場となっておりますので、ぜひお立ち寄りください。(見学無料、自由)
※積雪時の除雪は行っておりませんので、ご注意ください。
歴史-県内初の発電所-
福井県の電気事業は、明治28年(1895)末に京都電灯株式会社が福井市佐佳枝町に福井支社(現在の北陸電力株式会社の前身事業者の一つ )を開業したのに始まります。これは、足羽郡酒生村宿布(現福井市宿布町)に足羽川を利用した水力発電所を建設することとなり、同30年(1897)5月に認可され、11月に起工されました。
工事の内、導水路や貯水池などの石積み工事を、福井の石工職人であった熊谷三太郎が熊谷組(現・株式会社熊谷組)初の請負工事としてこれにあたりました。
宿布発電所は、出力80kWの発電器を設置して、同32年(1899)2月に県内初の発電所として竣工し、5月21日より福井市内225戸に配電を開始しました。明治34年(1901)には増設をし、出力160kWとなりました。
発電所は、1年を通して水の量が安定している北陸の自然と、足羽川の蛇行を利用した水路式でした。2270mの水路を掘り、7.5mの落差を設けて発電しました。
戦後、水力発電は規模の大きいダム式になったため、水路式の小さな発電所は壊されることになり、宿布発電所も昭和31年(1956)年に廃止されました。
| 取水堰堤 | 導水路 |
|---|---|
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| 貯水池及び余水吐 | 建屋及び発電機設備 |
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(写真提供:株式会社熊谷組)
整備-土木・電力遺産として-
宿布発電所は、昭和31年(1956)に57年間の稼働を経て廃止され、その後、土地は地権者へ返還され、遺構も埋め立てられました。
その後長らく時を経て、平成30年(2018)から株式会社熊谷組が創業120周年記念事業の一環として跡地整備に着手しました。120年前の水力発電所の歴史を次世代に伝えるため、貯水池や余水吐(よすいばき)の発掘を行うとともに、水車・発電機設備を展示する建屋1棟、駐車場、芝生広場を整備しています。
展示されている水車は発電所の運転開始時に設置されたものであり、発電機も大正3年(1914)年製の国産機という、いずれも100年以上前の貴重な設備です。これらは発電所廃止後、地元高校の教材として活用されていましたが、校舎の建て替えに伴い廃棄される寸前のところを株式会社熊谷組が発見し、北陸電力株式会社へ引き継がれて保管されてきたものです。
地元関係者の理解と協力を得て、令和元年(2019)9月に「宿布発電所跡公園」として完成し、市へ寄贈されました。水力発電所の遺構と当時の設備がともに現存する例は全国的にも稀であり、本施設は土木遺産・電力遺産として高い価値を有しています。

パンフレット「宿布発電所跡地のあらまし」(提供:株式会社熊谷組)(PDF形式 1,065キロバイト)
福井市宿布発電所跡公園のご案内
貯水池と送水鉄管路跡

石積擁壁

紀功碑

芝生広場

旧 宿布発電所展示館


駐車場

ところ
福井市宿布町第6号21番地(新しいウインドウが開きます)
お問い合わせ先
商工労働部観光文化スポーツ局 文化振興課
電話番号 0776-20-5367 | ファクス番号 0776-20-5670
〒910-0004 福井市宝永2丁目4番10号 宝永分庁舎 【GoogleMap】
業務時間 平日8:30~17:15
ページ番号:021422



