最終更新日:2025年5月8日
~人権を学ぶワークショップ~(令和6年度実施)
次世代を担う若い世代への人権意識の醸成と、次世代に人権啓発を行う担い手の育成を目的に、大学生を対象としたワークショップを実施しています。
令和5年度から、福井大学国際地域学部、福井県人権センターと連携し事業に取り組んでいます。
事業内容(前期)
人権啓発研修 (4/17)
〇オリエンテーション
〇福井市の取組紹介
人権啓発に関して、市の方針や取り組んでいる啓発活動について紹介しました。
〇人権啓発研修会
講師の広瀬 桂子 さん(福井県人権センター相談員)より、身近な人権問題について講義いただきました。
講師の山浦 光一郎さん(弁護士)より、法律と政治の観点からJGBTについて講義いただきました。
ヒューマンライブラリー (7/10)
障がいのある人の人権について学ぶため、漆崎 汐里さん(自立生活センターCom-Supoort Project) よりご自身の生涯についてを、
相談支援専門員の山崎 未華さんからは、ご自身の活動内容についてをそれぞれお話いただきました。
【写真左】学生と年齢が近い漆崎さんからは、支援を受けながら一人暮らしを始めたことについてや、障がい者自身が障かい者の支援活動を行うコム・サポートプロジェクトでの活動についてお話いただきました。
成果発表(7/17、7/24)
一人ずつ担当する人権課題について現状を調べ、課題を解決するために何ができるかについての考えをスライドにまとめ、他の受講者に向けて発表しました。
事業内容(後期)
前期の授業を履修した学生8人が、人権啓発物品(人権啓発パネル)の作成に取り組みました。作成した作品は12月の人権週間に合わせ、
市立図書館で展示したほか、2月、3月にも市役所1階市民ホール、ハピリン3階ロビーでそれぞれ展示しました。
また、昨年度事業に参加した先輩学生が、昨年制作した人権啓発リーフレット「子どもの人権理解度チェック」や活用方法について説明しました。
学生が制作したパネル
【人権パネル展】
■令和6年12月5日~10日 市立図書館・地域交流センター
■令和7年2月 3日~10日 市役所1階 市民ホール
■令和7年3月10日~21日 ハピリン3階
ヒューマンライブラリー「部落差別問題に関する講演会」(12/10)
部落差別問題について学び理解を深めるため、部落解放同盟福井県連合会 執行委員長 山下 敬太郎さんを講師にお招きました。
「部落に生きて~今日の部落差別~」と題して、ご自身が体験された結婚、就職での差別や、インターネットを介して現代でも残り続ける差別事象についてお話いただき、人権教育の重要性について学びました。
障がい者自立生活センター 業務体験(10/23、10/30)
「自立生活センターCom-Supoort Project」様にご協力いただき、公共交通機関を使ってのバリアフリーチェックや車いす体験などを行いました。活動を通して、障がい者が感じる不便さや介助者目線でどのようなサポートが必要かについてを考えました。
福井刑務所 見学(11/6)
令和7年の「拘禁刑」制度の導入を控え、さまざまな立場の入所者の特性や年齢に応じた指導を行うなど、受刑者の更生や再発防止に重点を置かれた取組を行う福井刑務所を見学し、受刑者の人権について理解を深めました。
ワークショップ参加者からの声
・自分の人権問題の分野を深掘りすると同時に他の子たちの分野も知ることできた。
・自分が担当した人権課題以外の人権についての知識を得ることができたのでよかった。
・何回もアドバイスを頂けたおかげで、とても深く学ぶことができた。
・犯罪被害者、加害者の人権問題については、今まで考えたことがなかったが、ワークショップを通して人権問題の知識を得たことで、何かわたしにできることはないか、学生だからこそできることをしたいと思った。自分のためになったワークショップだと感じた。
・自分で人権啓発に関するイベントを考えたことで、実際に実施してみたいと感じた。
・少しでも多くの人に人権のことについて知ってもらいたい。
お問い合わせ先
総務部 総合政策課
電話番号 0776-20-5283 | ファクス番号 0776-20-5768
〒910-8511 福井市大手3丁目10-1 市役所本館3階 【GoogleMap】
業務時間 平日8時30分から17時15分
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