最終更新日:2025年4月1日
DIYや日曜大工で住宅の改修を行う際はアスベスト(石綿)に注意してください
アスベスト(石綿)とは
アスベスト(石綿)は、繊維状の天然鉱物であり、安価でありながら耐熱性、耐摩擦性、断熱・防音性等の優れた性質を有しているため、高度経済成長期を最盛期として主に建築材料製品に使用されてきました。
その後、アスベストの粉じんを吸入することにより肺がんや中皮腫といった重篤な健康障害が起こることが分かったため、現在、日本ではアスベスト含有製品の製造等が禁止されていますが、今でも多くの建築物等に過去に使用されたアスベスト含有建材が残っています。
一般住宅の主なアスベスト含有建材
一般住宅でも以下のようにアスベスト含有建材が使われていることがあります。
詳細は、国土交通省「目で見るアスベスト建材(第2版)」を参照してください。
アスベスト含有建材の使用例 | |
---|---|
内装材(壁、天井) | けい酸カルシウム板第1種 せっこうボード 壁紙 |
耐火間仕切り | けい酸カルシウム板第1種 |
床材 | ビニル床タイル ビニル床シート |
外装材(外壁、軒天) | サイディング けい酸カルシウム板第1種 |
屋根材 | 住宅屋根用化粧スレート ルーフィング |
煙突材 | セメント円筒 |
DIYや日曜大工を行う前に必ず「事前調査」を行ってください
アスベスト含有建材の取り外しや穴開け等を行うことによりアスベストが飛散するおそれがあります。
そのため、DIYや日曜大工を行う前に、建材にアスベストが含有しているかどうかを確認する「事前調査」を必ず行ってください。
「事前調査」を行うためには「建築物石綿含有建材調査者」の資格等が必要なため、専門業者に相談してください。
なお、軽微な工事の「事前調査」については、資格は必ずしも必要ではありませんが、資格者が調査を行うことが望ましいです。
軽微な工事:床、壁、天井等への家具の固定のための穴開け等、アスベスト含有建材の一部を加工する作業のみを伴うような工事
事前調査が不要な場合
以下の場合は、「事前調査」を行う必要はありません。
- アスベストが含まれていないことが明らかなもの(木材・金属・石・ガラス等のみで構成されているもの、畳、電球等)の除去又は取り外しであって、周囲の材料を損傷させるおそれがない作業。
- 釘を打って固定する、刺さっている釘を抜く等、材料に極めて軽微な損傷しか及ぼさない作業。(電動工具等を用いて壁面等に穴を開ける作業は事前調査が必要です。)
- 塗装の上塗り等、現存する材料等の除去は行わず、新たな材料を追加するのみの作業。
アスベスト含有建材があった場合
アスベスト含有建材の改修を行う場合は、大気汚染防止法に定める作業基準等を遵守して作業を行う必要があります。
資格等が必要となるため、専門業者に相談してください。
お問い合わせ先
市民生活部 環境廃棄物対策課
電話番号 0776-20-5398 | ファクス番号 0776-20-5675
〒910-8511 福井市大手3丁目10-1 市役所別館4階 【GoogleMap】
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