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最終更新日:2024年5月15日

麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起


 福井市内で麻しん患者が確認され、感染可能期間* に、接触者を特定できない施設を利用していたことがわかりました。(発表資料はこちら
 麻しんの感染力は非常に強く、かかると重症化しやすい感染症です。今後も麻しんの発生が続く可能性があり、小児だけでなく、大人も注意が必要です。                                                                     
 患者が利用した時間帯に発表資料の施設等を利用された方は、利用日から3週間は体調に注意してください。                           
 麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下とされています。現地点において、麻しん患者が利用した施設等を利用しても心配はありません。(施設等への直接の問合せはお控えください。)
※感染可能期間:発症1日前から解熱後3日間まで  

医療機関の受診について

 発熱、咳、鼻水など、麻しんを疑う症状がある場合には、事前に医療機関に電話連絡してから受診してください。また、受診の際は周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を控えてください。

                                

麻しんとは

 麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。麻しんに罹患すると、高熱などの症状がみられる他、肺炎や脳炎などの重篤な急性の合併症で1,000人に1人の感染者が死亡するといわれています。また、回復しても、長期の潜伏期間を経て進行性の神経症状がみられる重篤な後遺症(SSPE:亜急性硬化性全脳炎)を発症することがあります。

感染経路

 空気感染、飛沫感染、接触感染です。感染力が非常に強いため、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。また、一度感染して発症すると、一生免疫が持続すると言われています。

症状

  1. 感染すると約10日後に38度程度の発熱、せき、鼻水といった風邪のような症状が現れます。 
  2. 1の症状が2~4日続いた後、高熱はいったん下がり、口腔内に麻しんに特徴的とされる白い粘膜疹(コプリック斑)が現れます。再び39度以上の高熱と体に赤い発疹が出始めて全身に広がります。
  3. 高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失します。しばらくは色素沈着が残ります。

麻しんの予防について

 麻しんウイルスの直径は100~250nmであり、ウイルスを吸い込むことで感染するためマスクでの予防は難しくなります。唯一の予防方法はワクチン接種によって麻しんに対する免疫をあらかじめ獲得することです。
 国内外の不特定多数の観光客との接触が多い方など麻しんにかかるリスクが高い方や、医療関係者など麻しんにかかることで周りへの影響が大きい方である場合、流行国(特にアジア・アフリカ地域)に渡航される方は、必ず麻しん含有ワクチンの接種歴を確認しましょう。未接種未罹患の場合は、渡航前のワクチン接種をお勧めします。また、7歳未満のお子さんが麻しんにかかったという報告もありますので、対象年齢でまだ接種を済まされていない方は、早めに受けましょう。
 
 麻しん風しん定期予防接種のページはこちら

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関連リンク

福井県保健予防課 麻しん(はしか)、風しん(三日はしか)にご注意ください!

厚生労働省 麻しん

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福祉健康部保健衛生局 地域保健課(保健予防係)
電話番号 0776-33-5184ファクス番号 0776-33-5473
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