「越前海岸の水仙畑 下岬の文化的景観」が国の重要文化的景観に選定されます。

最終更新日 2020年11月20日 印刷

水仙畑
 越前海岸は日本水仙の三大群生地の一つとして知られ、特に福井市下岬地区(旧越廼村南部)はその発祥の地と言われています。この地で栽培される水仙は「越前水仙」のブランド名で全国に出荷されていますが、寒風に耐えながら育った越前水仙は、芯が強く、花は良く引き締まって長持ちし、香りも豊かと評され、特にお正月を彩る花として人気を博してきました。
 越前水仙は、越前海岸特有の急峻な斜面地で栽培されており、厳冬の日本海を背景に凛として咲く姿は、福井の冬の風物詩の一つとなっています。またその景観は、下岬地区の豊かな歴史・風土に根ざした人々のくらしと密接に結びつきながら築き上げられてきたもので、福井を代表する文化的景観です。

 文化的景観とは

 日本の多様な気候風土の中で、人々は地域の自然と関わりながら生活・生業を営み、その土地ならではの特徴的な景観を築きあげてきました。このような歴史と風土に根ざした暮らしの景観は、日本の文化を理解する上でとても大切ですが、身近であるがゆえに、その良さに気づかれることなく失われつつあります。
 文化財保護法では、こうした景観を受けつぐ土地を「文化的景観」とし、文化財の一つに位置付けています。また文化的景観の中でも、地域の特色を示す代表的なものや、他に例を見ない独特なものを「重要文化的景観」に選定して保護を図っています。
 令和2年11月20日に開催された国の文化審議会の答申によって、「越前海岸の水仙畑 下岬の文化的景観」(福井市)・「越前海岸の水仙畑 上岬の文化的景観」(越前町)・「越前海岸の水仙畑 糠の文化的景観」(南越前町)が、福井県内では初めての重要文化的景観に選定されることになりました。

越前海岸の水仙畑 下岬の文化的景観 保存活用計画

「越前海岸の水仙畑 下岬の文化的景観」は、福井市下岬地区の居倉町・浜北山町・赤坂町・城有町・八ツ俣町の水仙畑と集落を中心に構成されています。労働人口の減少や獣害対策などの課題はあるものの、水仙の出荷組合である「こしの水仙部会」など約70軒の農家が水仙栽培を続けており、水仙畑を中心とした良好な景観が保たれています。
 福井市ではこの景観を将来にわたって継承していくため「越前海岸の水仙畑 下岬の文化的景観 保存活用計画」を策定し、地域住民と行政の協働により、豊かな自然や風土、水仙畑を活かした地域づくりを推進していきます。

  1. 保存活用計画(PDF 6MB)
  2. 重要な構成要素個票・参考資料(PDF 6MB)

ローカルフォトスクール「越前海岸カメラ」の開催

ローカルフォトスクール
「越前海岸の水仙畑 下岬の文化的景観」をフィールドにして、令和2年11月からローカルフォトスクール「越前海岸カメラ」が始まりました。越前水仙や水仙畑をはじめとする越前海岸の魅力を見つけ、伝える活動を行っていきます。詳しくはこちらをご覧ください。

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