最終更新日:2020年4月1日

不活化ポリオ


対象年齢:令和5年4月1日から接種開始年齢が生後2か月に変更になりました。

生後2か月から7歳6か月に至るまで(7歳6か月になる日の前日まで)

平成24年11月から、三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンに代わり、新たに4種混合ワクチンの接種が始まったため、不活化ポリオワクチンの対象となるのは、原則平成24年7月31日生まれまでのお子さんです。海外等で3種混合のみ接種後、不活化ポリオを単体で接種する場合、生後2か月からは公費対象となります。予診票発行には申請が必要です。

予診票を紛失した場合・転入の場合(予診票の再交付)

接種回数及び間隔

接種回数及び間隔

接種回数

接種間隔

初回接種 3回

20日以上の間隔をおいて接種

(生後3から12か月に、20日から56日の間隔で接種することをおすすめします)

追加接種 1回

初回3回目終了後、6カ月以上の間隔をおいて接種

(初回3回目終了後、12から18カ月の間隔をおいて接種することをおすすめします)

生ポリオワクチンの接種歴がある方は、下記の表のとおり、不活化ポリオワクチンを接種してください。

生ポリオワクチン接種歴により不活化ポリオワクチン接種回数が異なります。
平成24年8月31日以前のポリオワクチンの接種状況 不活化ポリオワクチンの必要接種回数
1回も受けていないお子さん 4回接種(初回接種3回、追加接種1回)
生ポリオワクチンをすでに1回受けているお子さん 3回接種(初回接種2回、追加接種1回)
不活化ポリオワクチン(任意接種)を1回から3回受けているお子さん 合計4回となるよう残りの回数を接種
生ポリオワクチンをすでに2回受けているお子さん 必要ありません

接種時の持ち物

  • 予診票
  • 母子健康手帳
  • 委任状(父母または後見人以外の祖父母等が同伴する場合、予診票裏面の委任状を必ず記入してください。) 

ポリオ(急性灰白髄炎)とはどんな病気?

「小児マヒ」と呼ばれ、わが国でも1960年代前半までは流行を繰り返していましたが、現在は、予防接種の効果で国内での自然感染は報告されていません。しかし、海外ではまだポリオが流行している地域があり、ウイルスが国内に持ち込まれて感染する可能性があります。ポリオは、感染した人の便に排泄されたポリオウイルスが口に入ることによって、人から人へ感染します。感染したウイルスは4から35日(平均7から14日)で腸の中で増えます。感染したほとんどの人は、症状がでず、一生抵抗力(終生免疫)が得られますが、感染した人の中で、約1,000人から2,000人に1人の割合で麻痺を起こすことがあります。

不活化ポリオワクチンと副反応について

不活化ポリオワクチンは、ウイルスを不活化し、免疫を作るのに必要な成分を取り出して病原性を無くしてつくったものです。ウイルスとしての働きはないので、ポリオと同様の症状が出るという副反応はありません。また、このワクチンには「米国産ウシ由来物」が原材料として使用されていますが、その後、精製工程を経て製品化されています。海外では、このワクチンの接種によりTSE(伝達性海面状脳症)にかかったという報告はなく、このワクチンを接種された人がTSEにかかる危険性は極めて低いものと考えられます。
通常みられる副反応として、初回接種(3回)では注射部位の紅斑(66.2パーセント)、腫脹(37.8パーセント)、疼痛(8.1パーセント)、全身反応として発熱(14.9パーセント)、傾眠状態(29.7パーセント)などが認められています。また、重い副反応としてショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明:海外で報告されている)があります。

 

ポリオワクチンの歴史
昭和39年 国産経口生ポリオワクチンの接種開始
平成24年9月1日 不活化ポリオワクチンの接種開始(経口生ポリオワクチンの使用はなくなりました)
平成24年11月1日 4種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日せき・不活化ポリオ混合)の接種開始

お問い合わせ先

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