最終更新日:2023年10月13日
認知症の早期発見・予防に関する取組
福井市が行う認知症の早期発見・予防に関する取組について紹介します。
認知症の早期発見に関する取組
こんなことはありませんか
認知症患者は65歳以上高齢者の約7人に1人と推計されており、誰もがかかる可能性のある身近な病気です。
認知症の症状は、記憶障害だけではありません。時間や場所がわからなくなったり、ものごとを考えたり、判断すること、計画を立て段取りすることが難しくなります。
認知症は、早く気づくことが重要です!!
早期診断・早期対応のメリット
・認知症のような症状が出ても、早期の治療で回復する病気があります。
・認知症になる手前の軽度認知障害(MCI)は、早期対応で回復したり、進行を遅らせることができるものもあります。
・認知症と診断された後の心構えと生活の備えができます。自分らしい生活を送るために、症状が軽いうちに、ご家族等と話し合い、各種サービスの利用を考えておくことができます。
まずは「あたまの元気度調査」で認知機能を自己チェックしてみましょう
認知機能を気軽に自己チェックできるように、地域包括ケア推進課、ほやねっと(地域包括支援センター)、医療機関、図書館、郵便局等に「福井市元気度調査」を設置しています。
「福井市元気度調査」についてのページはこちら
「あたまの元気度調査」を受けた後の二次チェックについて
あたまの元気度調査で自己チェックの結果が3点以上の方は、指定医療機関での認知機能の詳しい検査(二次チェック)をおすすめします。
ほやねっとまたは地域包括ケア推進課までお問い合わせいただくと、指定医療機関を御案内します。
ほやねっと(地域包括支援センター)一覧
認知症の早期発見のためのナッジの取組
あたまの元気度調査を受けた後の二次チェック受診率の向上を図り、認知症の早期発見を推進するため、ナッジを活用した受診勧奨に取り組みます。
ナッジとは?
ナッジ(nudge…そっと後押しする)とは、行動科学の知見の活用により、人々が自分や社会にとってより良い選択を自発的にとれるように手助けする政策手法のことです。ナッジに関する市の取組については、こちらをご覧ください。
ナッジを活用した取組
あたまの元気度調査の結果が3点以上の方に対し、二次チェックの受診を勧奨するため、ナッジを活用したチラシを作成しました。
下記のナッジ版のチラシ2種類に、従来使用してきたチラシを加えた3種類のチラシを用い、チラシをお送りする方をランダムに3グループに分けてそれぞれのチラシを送付し、受け取った方の二次チェックの受診率を比較することで、ナッジの効果を検証します。
結果は、後日ホームページで公表します。
ナッジ版(1) | ナッジ版(2) | 従来版 |
認知症の予防に関する取組
生活習慣を改善したり社会参加をすることで、認知症の発症を予防したり、進行を遅らせたりすることができる場合があります。
下記のチラシを参考に、今の生活を振り返ってみましょう。
認知症予防チラシ
認知症予防のポイント
- 運動
運動習慣を持つことは、認知症予防に非常に有効です。また、気分転換やストレス解消にもなり、心身の健康にも運動はかかせません。
・週3回以上、30分程度の運動を行いましょう。
・いろいろな運動を取り入れましょう。
- 食事
栄養バランスのよい食事は、高血圧や糖尿病、肥満を予防するだけでなく、認知症予防にも効果的です。また、食べる力を支える口腔機能の維持・向上も大切です。
・糖質、塩分を控えめに
・いろいろな物をバランスよく食べましょう
・青魚や野菜をとりましょう
・低栄養に注意しましょう
・口腔ケアを行いましょう
・かかりつけ医・歯科医を持ちましょう
- 知的活動・社会参加
趣味や料理、ボランティア活動、人と交流することは、脳が刺激され活性化します。楽しく取り組めることを継続しましょう。
・地域の集まりの場に参加しましょう(自治会型デイホーム、図書館、公民館行事等)
・家族や友人と接する機会を増やしましょう
・趣味を楽しみましょう。サークルなどに入ると、人とのつながりができ、社会参加にもなります。
福井市の通いの場について、詳しくはこちら
- その他のよい生活習慣
・7時間程度の質の高い睡眠がとれるようにしましょう
・禁煙・節酒に努めましょう
・難聴がある場合は、早期に受診し、補聴器を利用するなどして聞こえ方のケアをしましょう
・自分のストレス解消法を持ちましょう
お問い合わせ先
福祉健康部 地域包括ケア推進課
電話番号 0776-20-5400 | ファクス番号 0776-20-5426
〒910-8511 福井市大手3丁目10-1 市役所別館1階 【GoogleMap】
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