ホーム 観光・文化・イベント文化文化・芸術施設【おさごえ民家園】旧山下家板倉

最終更新日:2012年4月1日

【おさごえ民家園】旧山下家板倉


《福井市指定文化財》

旧所在地:勝山市北谷町小原

この板倉は、山下政(まさ)氏から福井市が譲り受け、昭和60年に解体し、移築、復原したものです。

北門脇のこの倉は、県内でも特に雪深い所として知られている勝山市北谷町の山村にあった板倉です。木材の豊富な山村では、土蔵よりも板倉が目立ちます。

茅葺きの板倉は火災に弱く、また山村は宅地が狭いためもあって、この板倉は集落から離れた場所に、他家の板倉と一緒に建っていました。谷の向かいのその一角を、小原では倉屋敷と呼んでいます。

この倉は前後2室からなり、奥の室は壁板を竪羽目(たてはめ)として、内外2重の貫(ぬき)でそれを挟み、板の継ぎ目には外から間柱(まばしら)を当てて厳重に閉ざしています。これは、穀類を保管した奥の室をネズミの害から守るための配慮でした。 

旧山下家板倉外観(葺替後)

山下家板倉

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