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最終更新日:2024年8月21日

7月7日「よりそい」親の会での質問にお答えします!第2弾(8月21日更新)


7月7日に開催した「よりそい」親の会で講師のスクラム福井 野村さんに寄せられたご質問に回答しています。

質問No.7 質問No.8 質問No.9 質問No.10 質問No.11 質問No.12

7/7チラシ

質問No.7 参加者(息子:20代後半)からのご質問
 ひきこもり3年目です。一度、自殺未遂をしています。本人には、働く気もなく、40代で死にたいと思っています。少しでも働く気持ちや、生きる希望が持てたらと思っています。生活面でも、コミュニケーションも、家の中ではできていると思います。買い物はネットが多いです。
【質問】自殺未遂のことがあるので、今後不安です。

【回答】とても心配ですよね。うつの症状などもあるかと思います。働く気持ちや、生きる希望などは、そのときの年齢や季節などによっても波があるかと思いますので、比較的気持ちが上向きになったときなどに、食事や買い物に誘ってみたりするなど、外出の機会を増やしてみてください。

質問No.8 参加者(息子:10代前半)からのご質問
 医療機関に通院しています。
【質問】先が見えない。長いトンネルの中に入っていつになったら明りが見えるのだろうと思う毎日です。

【回答】おつらい時期かもしれませんが、いずれ変化は訪れます。地道に考えていけると良いと思いますよ。

質問No.9 参加者(息子:20代後半)からのご質問
 県外の大学を卒業して、そのまま県外で就職しましたが、昨年11月に福井の実家に戻ってきました。働き始めて3年8か月の時に会社を無断欠勤。連絡が取れない状態が2日ありました。両親との会話がなく、話しかけても無視されます。コンビニ、スーパーとか買い物には外出しています。ハローワークで失業給付金をもらっていて、2か月前面談や資格試験も受けています。
【質問】家にいる時は部屋におり、話しかけても無視されるので何を考えているのか、どう接していいのかわかりません。

【回答】就職活動中で心配ですよね。家庭内のお付き合いに関して、息子さんは“過干渉”と感じているのかもしれませんね。前向きで明るい言葉がけを、簡単に短く伝えていけると良いかと思いますよ。

質問No.10 参加者(息子:30代前半)からのご質問
 (講義内容に触れて)ひきこもっている状態で自分のことが好きになることは、ある程度の年齢になるとなかなか難しいのではと思います。毎月1回程度・外食に行ったりしていますが、次の行動にはつながらず、日中になんとか動けるように促したいのですが、“意欲”につながらず、今にいたっています。
【質問】この“意欲”は“大好き”と結びつくものがあるのでしょうか。

【回答】自己肯定感が備わると、失敗を恐れにくくなり、“意欲”にも結び付きます。自己肯定感を育むのは、ときに時間もかかりますので、地道に取り組んでいけると良いと思います。常に前向きな言葉を意識したいところです。

質問No.11 参加者(息子:10代後半)からのご質問
 長男は中2冬から不登校で、現在17歳の高校3年生です。現在は通信制高校に所属していますが、ほとんど通えていません。中学校からの友人が数人いて、よくオンラインゲームをしていますが、その友人たちは大学受験にむけて勉強が忙しいらしく、最近はゲームの回数が減っています。自身は県外の大学に行くつもりのようですが、ずっと勉強はしていないため実現可能かどうか心配です。また県外に行くつもりというところも、心配に感じています。
【質問】
(1)自己肯定感、自己評価をあげるのは、日々のつみかさね(ほめるとか感謝)しかないのですか?これも王道なく日々がんばる感じでしょうか?
(2)そもそも発達障害の診断は受けておらず、あまり該当するとは思っていません。その場合の不登校ということでの就職支援はありますか?

【回答】
(1)感謝の言葉を繰り返したり、前向きな言葉を意識したりするような「日々の積み重ね」が、ある意味、「王道」とも言えるかもしれません。また、友人関係から大きく良い影響を受ける場合もありますので、友人関係は大切にしたいところです。
(2)発達障がいではなく、情緒的に不安定となり、生活のしづらさが出ている場合も多いかと思います。基本的には所属している学校に就労支援を依頼していただくかたちになるかと思います。学校によってはハローワークやスクラム福井など、就労の相談会や面談を行っているところもありますので、まずは所属先の学校に問い合わせてみてください。

質問No.12 参加者(息子:10代後半)からのご質問
小学校で4年生から不登校です。中学校に入学し、1学期のみ通学しましたが不登校となりました。中学校卒業後、現在高校には通っていません。自閉症(場面緘黙)。保育園の頃から外で話しができず、家では家族とは話をします。運動も毎日しています(エアロバイク、腹筋、腕立て)。外出はスーパーには行きます。
【質問】
(1)この先、将来に向けてコミュニケーションの問題がある中でどういう選択肢がありますか(現在の状況が落ち着いている)。
(2)一つ一つ経験をさせてあげたいが、最初の一歩が難しいです。
(3)この先のことを話す時のきっかけとなるのはどういったものがあるでしょうか(本人の不安が大きく壁がある)。

【回答】
(1)定期的に通院をするというのも選択肢だと思います。医療のサービスでカウンセリングや訪問看護がありますので利用を検討しても良いかもしれません。定期的に外部の人とやりとりをすることで、次のステップにつながることがあります。必要に応じて福祉サービスの利用も検討できると良いかと思いますよ。
(2)きっかけづくりの工夫が必要かもしれません。ただ待つだけでは、なかなかきっかけにならないので、家庭内で話し合いの時間を設けるなど、まずは簡単な行動から始めてみてはいかがでしょうか?
(3)まずは簡単な声かけと、すごく短い時間の設定で話し合いをしてはいかがでしょうか。話し合いの時間が長すぎると負担を感じてしまうので、数分などの極端に短い時間から、丁寧に期間を設けて話し合いをしてみてはいかがでしょうか?話し合いのあとは感謝の言葉で締めくくりたいところです。

質問No.1~6についてはこちらをご覧ください。
質問No.13~18についてはこちらをご覧ください。

質問No.19~23についてはこちらをご覧ください。

「よりそい」親の会についてはこちらをご覧ください。

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